<ADHDの子の母親に>友達の子どもが乱暴すぎる。もう家に来てほしくないけど拒絶も良くないよね?
友達が困っていたら、助けてあげたいと思うものでしょう。それはお互いがママになっても同じですね。ママスタコミュニティのあるママの場合、学生時代からの友達が子どものことで悩みを抱えているようです。それを助けたいと思っているのですが……。
『私の大学時代からの友達で、卒業してもずっと仲が良かった友達がいます。友達には息子(ADHD診断済み)がいます。友達自身が子育てに疲れていますが、子どもがお友達がほしい、誰かと遊びたいという気持ちが強いらしく、うちの子どもと遊ばせたいとわが家に遊びにきてもらいました。
覚悟して呼びましたが、覚悟の数倍大変でした。うちの子どもたちの方が年上だから子どもへの危害はなかったですが、おもちゃが壊されたり、カーテンにぶら下がって外されたりしました。わが子たちも驚いてもう遊びたくないと言っていて、私も抵抗を感じています。
片や友達は楽しかったみたいで、また会いたいと連絡がきます。友達の自宅は荒れ果てているからきてほしくない、外で遊ぶのは難しいと言われていますが、この状況はどうしたらいいでしょうか? 都合が合わないでずっとかわし続けるしかないですか?』
友達の子どもとわが子とを遊ばせたところ、投稿者さんや子どもたちがびっくりしてしまったそうです。もう家に呼ぶのはやめたいと思っているようですが、友達はまた子ども同士を遊ばせたいと思っている様子。友達も子育てに悩んでいるようなので、子どもが楽しかったと言っていた今回の機会を嬉しく思っているのかもしれませんね。でも投稿者さんたちは抵抗を感じていますから、この場合どうすればよいでしょうか。他のママたちからもアドバイスが届いています。
他の場所で遊んでみては?
『家で遊ぶのではなく、公園や児童館で遊んでみたら? 暴れ出したら、トイレに行ってみようか? と子どもとその場をしばし離れたりして』
友達からは「外で遊ぶのは難しい」と言われているようです。きっと友達も、すでに外遊びでトラブルを何度も経験しているのでしょう。ただどこなら一緒に行けるか、場所を提案して聞いてみるのもよいかもしれません。もし自宅以外で遊べるのであれば、何かあったときでもその場から子どもたちを連れ出すこともできそうですね。
『投稿者さんの子が嫌がっているんだから、自分の子の気持ちを優先した方がいい』
一方でそもそも投稿者さんの子どもたちは、友達の子どもと遊びたくないと感じています。投稿者さんが友達の悩みを聞いたり、気分転換をしてほしいと思ったりする気持ちはわかります。でも優先すべきなのは、投稿者さんの子どもたちの気持ちではないでしょうか。子どもたちが遊ぶことに抵抗を感じている以上、やはり断った方がよいという意見もみられました。
はっきりと断るのは……?
『友達もわかっていると思うから、家にきてもらうのはやめたいとはっきり言った方がいいよ。投稿者さんも辛くなってしまうよ』
『正直に言わないとダメだと思う。言い方もあるだろうけれど、「ごめんね。話には聞いていたけど、実際会ったら、私も子どもも対応の仕方がわからなくてすごく疲れちゃって……。子どもも次また会うのは遠慮したいと言っているし。正直私も自信がないから遊ぶのは無理かも」と』
子どもたちだけではなく投稿者さんのためにも、断ることも視野に入りそうです。友達から連絡がくるたびに何らかの理由をつけて断る方法もありますが、それでは友達に期待を持たせ続けることになりかねません。今後子どもたちを遊ばせるつもりがないならば、理由も含めてはっきりと伝えた方がお互いのため、そういう考え方もあります。しかし投稿者さんは友達の様子を見て、葛藤しているようでした。
葛藤……断ることで友達を追い詰めるかもしれない
『拒絶することに抵抗があるのは、育児疲れで鬱っぽくなっているのが直接会って伝わってきたから。私が拒絶したことで友達をさらに追い込んでしまうのではないかと思うと怖い』
投稿者さんは、友達に対してはっきり断ることに抵抗を感じています。それは投稿者さんが断ることで友達が育児での悩みを相談したり、気分転換をしたりする機会が減ってしまい、ますます悩んでしまうのではないかと感じているからですね。友達に会ったときに育児で悩む姿を目の当たりにして、放っておけないと思ったのでしょう。
友達と2人きりで会うといいかも
『それなら子ども抜きで、2人でお茶したらいいんじゃない? 子どもたちはそれぞれ自分の旦那に見てもらえばいいんだよ。子どもと離れて息抜きするだけでも気持ちは楽になると思う』
友達が育児で悩んでいるならば、子どもから離れる時間を作ってみてはいかがでしょうか。投稿者さんからお茶やランチに誘うこともできそうです。子どもはそれぞれの旦那さんに見てもらうようにすれば、友達も気分転換ができるのではないでしょうか。また友達と2人で会うようにすれば、友達の子どもと投稿者さんの子どもが遊ぶこともないので、その点も解決しますね。
もしかすると友達の旦那さんが育児に積極的でない、わが子の障害を認めない、などさらなる複雑な事情もあるかもしれません。しかしわが子も友達の子も守るためには、友達と2人で話すことが今できるベストな方法ではないでしょうか。
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文・こもも 編集・有村実歩 イラスト・春野さくら