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<働きたい>わが子が発達障害の疑い。診断がついた場合、私は仕事を辞めないといけないのでしょうか

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子どもの発達に関する悩みは、情報があふれすぎていて明確なことがわからず、ひとり悩んでしまうママも多いのではないでしょうか。現在大学生になる発達障害をもつ子どもの子育てをしてきた筆者も、同じようにわからないことが多すぎて日々不安に苦しめられてきました。

『子どもが発達障害の疑いがあるのではないかと、通っている保育所から指摘されました。他のお子さんより少し発達が遅いのではないかとも言われています。近々専門の医療機関で診断してもらうつもりですが、発達障害と診断されて療育を受けるとなれば仕事も辞めないと難しいですか。仕事は絶対に辞めたくありません……』

わが子を保育所に預け、フルタイムで働いている投稿者さん。ある日突然、わが子の発達に関する指摘を受け、先が見えない状態で苦しんでいるようです。まだ診断が出たわけではないので、考えても答えが出ないことも多いと思いますが、だからこそ思い悩む。このような悩みを抱えるママのため、筆者の経験などを交えてお話ししていきましょう。

自己判断は危険、まずは確認を

投稿者さんを悩ませる問題について考えたとき、自己判断で自分自身を追い詰めてしまっていることが問題ではないかと筆者は考えました。しかし、子育てのエキスパートともいえる保育所の先生たちから「発達障害かもしれない」と言われたら、冷静ではいられないと思いますし、混乱するお気持ちもよくわかります。だからこそ、あえて落ち着いて、さまざまなことを確認することからはじめてみてください。

まずは保育所と話をしよう

まずは保育所との対話に重きをおいてみてください。もしわが子が発達障害だった場合、保育所での生活はどうなるのかを聞いてみましょう。保育所のルールや受け入れ態勢、考え方などがわからないことには次の一手が打てませんから。「こんなこと聞いていいのかな」などと引かず、思い切って「発達障害の場合、保育所での生活はどうなりますか」「保育所に通い続けられますか」とダイレクトに確認するといいでしょう。

専門家とつながる意味

不安なことが起こると、つい「たられば」で物事を考えてしまいがち。しかも情報があふれ返っているので、やたらと不安を煽るようなものにばかり目が行くかもしれません。そこで必要になることが「専門家の診断・判断」です。投稿者さんのお子さんはまだ2歳とのことなので、すぐに明確な診断が出るかどうかはわかりません。しかし専門家とつながることで見えること・わかることが出てきます。その結果や判断をもとに、今後について考えることが大切です。

療育がどのようなものかを確認する

わが子が発達障害と診断された場合、療育へ通うケースもあります。療育は毎日のように通うものばかりではありませんが、毎日でなくても生活は大きく変化するでしょう。なかには仕事への負担を感じ、フルタイムでの仕事を続けるのは難しいと考えるママもいるかもしれません。ただ発達障害の度合いによっては、療育に通う必要がないケースもあります。そうなれば、そもそも仕事への影響は少ない可能性も出てきます。

子どもとの向き合い方はひとつではない

わが子が発達障害だった場合、生活がどのように変わるのか、不安でたまらないことでしょう。仕事を辞めたくないと思っていても、わが子のために辞めないといけない状況になるかもしれない。わが子のことは大切だけれど、仕事は辞めたくないとか、辞めると生活が立ち行かなくなるなど、さまざまな事情もあることでしょう。だからこそ、子どもとの向き合い方については、しっかりと考えなくてはなりません。しかし答えはひとつではなく、状況に応じて変化していくものであることを知ってほしいと筆者は考えます。

協力者を探しひとりで抱え込まない

発達障害に限らず、子育てには協力者が必要です。それは旦那さんなどのパートナーや実親・義親、きょうだい・親類などだけでなく、保育所の先生たちや友人・知人・ママ友なども含まれます。お住まいのエリアの福祉や民間のサービスに頼ることも同様です。さまざまな協力の手をうまく利用し、頼れるものをどんどん使って、ママらしく生きることと発達障害のわが子へのサポートを両立していく道を模索してみましょう。

働き方を考えることもひとつの手

働きながらわが子をサポートするにはどうすればいいか。まずはできるだけ正確に、どのような働き方をすればいいかを考えてみましょう。現在の職場でも相談したり協力を求めたりすることで、両立が可能な場合もあります。今の職場では難しそうだと判断したら、働き方を見なおしたり、転職を視野に入れたりすることもひとつの方法です。どうしても現在の職場で働き続けたい場合は、職場の人と話し合いを重ね、折り合いのつく着地点を探す必要があるでしょう。

わが子に向き合うだけがサポートではない

発達障害の子育てだけに限らず、「親と子は向き合いすぎない方がいい」と筆者は考えます。手のかかる子であればあるほど、仕事を辞めてわが子につきっきりでサポートしたいと考えるかもしれません。しかし仕事を辞めなければ、ママはわずかでもわが子と離れる時間が確保でき、そのような時間をもつことでまた頑張ろうと思えるのです。子どもも、ママや家族以外の大人や同世代の子どもと触れ合うことでしか得られないことがあります。仕事をしていると発達障害のわが子へのサポートができない……ではなく、むしろ両立することで得られることだってたくさんあるのです。

諦めず、諦めながら前に進んでいこう

発達障害の子育てと聞くと、相当大変なことばかりを想像するかもしれませんね。筆者も発達障害の子育てが楽だったと思ったことは一度もありませんし。しかし、諦めないでやり方を模索し続けたり、いい意味で諦めて何かを手放したりしながらなんとかやってきました。もちろん、苦渋の選択を迫られることもありましたが、選択肢や答えはひとつではないことのほうが多いと知りました。

何もわからない状態のままでいないこと、情報を鵜呑みにせず取捨選択すること。そして、いろいろな人の知恵や協力を得ながら、ママにとってもわが子にとっても最善のあり方を探してみてください。ひとりで抱え込まなければ、道は拓けると思いますよ!

文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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