「お前なんて産むんじゃなかった」と言われた子どもが成長した結果……
あなたは子育てをしていて、それまでの自分のペースが乱されるように感じたり、思うようにいかないと悩んでしまったりしたことはありますか?
母親もひとりの人間なので、そんな感情を抱いてしまうことはあるかもしれませんが、その思いを子どもにぶつけてしまったことは…?
実際に、母親から「お前なんて産むんじゃなかった」と言われて育った子どもは、どんな思いで成長していくのでしょうか……。
「お前なんて産むんじゃなかった」と言われたことのある方は意外と多い
ママスタコミュニティのある投稿の中では、100人中半数近くの方が「(お前なんて)産むんじゃなかった」という言葉を母親から言われたことがあると答えていました。
『物心ついた頃から言われてた。「生みたくなかった」って。姑に一人っ子は駄目だと言われたから仕方無く生んだんだってさ。
「兄だけで良かった」って中学くらいまで言われ続けて、「頼んだ訳じゃない。おろせば良かっただろ」ってずっと言ってた記憶がある』
『父親と不仲だった母はいつも言ってた。「お前ができたから結婚するしかなかった」「お前ができなければ! 産まなければ!」と。父親に似てるから腹が立つんだって』
『言った(母親)本人は覚えてないだろうけどね。この一言で今でも「私は生きてる価値がない」って、自分に自信がないもん。愛されて育った人が本当にうらやましい』
『「おまえらがいるから離婚できない」とは、言われた。そして、私が子どもたちに言ったこともある……』
母だって人間なので悩みや葛藤の中で生きています。しかし、それを何の罪もない子どもにぶつけている母親が、筆者の想像を超えるほど多くいたことに衝撃を受けました。
そういった過去をお持ちのママは、自分も母になった今、いろいろな思いがあるようです。
『反抗期で遊んでばっかりで、家に帰ったら母と喧嘩ばかりだった時期に「大切に大切に育ててきたのに、こんなに分からずや産むんじゃなかった!」って一回ブチギレられた。反省した……(笑)。親子仲は今も昔も悪くはないです。時期が悪かっただけかな』
『両親が離婚して母親についていき、新しい父ができ、私は(義父を)「おじさん」と呼んでたり反抗期もあったりしたので言われました。「前のお父さんにソックリで嫌だ」「死ね」とも。
けっきょく勘当されて、実父のところに連れていかれてから12年経つけど、今何処に住んでるかも知らない。
子どもたちには絶対に会わせたくない』
『「お前みたいな出来損ない、産むんじゃなかった」って言われたことがある。今でも、あのときの母親の顔を思い出す。
自分の子どもには絶対に言いたくない』
『上が姉二人なので、三人目は男の子を願っていたらしい。「(わたしが)産まれてショックだった」って言われました。高校のときの反抗期も、ひどくぶつかっていたし、一生忘れられない。
私は親を反面教師にして、娘息子にはこんな思いをさせたくないって思った』
母親から「産むんじゃなかった」という言葉をかけられたことのあるママたちからは、「自分の子どもには絶対に言わない」「反面教師にして、自分はそうならないようにしている」との意見が多く挙がっていました。
筆者は、「大きくなった今でも、その言葉を言われたときの状況は忘れられない」といった意見を読んで、自分の子どもにその言葉だけは、この先も絶対に言わないようにしようと思いました。
みなさんの中にも「産むんじゃなかった」というような言葉を母親からかけられたり、自分の子どもに言ってしまったりした経験のある方もいるかもしれません。ですが、こちらで紹介したママたちのように、そのような過去があっても、お子さんには同じ思いをさせない努力をしていって欲しいと思い、こちらの投稿をご紹介させていただきました。
「どうしてうまくいかないの?」と育児書通りにはいかないイライラや不安。または「今日は自分の都合で、子どもを怒ってばかりだったな」と反省する日もあるかもしれませんが……。これからお子さんと接する毎日の中で、少しでも何かを考えるきっかけになっていただけたら幸いです。
文・赤石みお イラスト・めい
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