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絶縁した毒親を「許せ」という“いい人”な叔父。どう対応すればいい?

親が毒親(子どもにとって害となるような親のこと)だと分かっても、離れると決心するまでにいろいろな思いがありますよね。それでもやっと離れることができたのに、親戚から「許してあげて」と言われてしまったら……みなさんならどうしますか?

『絶縁した毒親のことで、親戚から説得される人はいますか? 私と妹は、10年前に毒母と絶縁していて、毒母は離婚しているので孤独です。そのことで叔父が、「俺がなんとかしよう」と頑張られます。

叔父は私と妹に「許せ」の一点張りで、何を言っても全く話が通じません。「そっとしておいてほしい」と何度も言いましたが、諦めてくれません。叔父は良い人で好きなので、波風は立てたくないです。また、絶縁していることを大好きなおばあちゃんが一番悲しんで泣いていて、叔父がそのことを言ってきます。もうどうしたらいいか分かりません。

私の質問は、皆さんの親戚はどういうふうに言ってきて、それに対してどう対応しているかです。参考にしたいので、よろしくお願いします』

絶縁した毒親を「許せ」という“いい人”な叔父。どう対応すればいい?01

この投稿に、たくさんのコメントが集まっているのでご紹介します。

お母さんに投稿者さんがされたことを親戚の人は知っているの?

まず、投稿者さんはお母さんにどんなことをされたのか、されたことを叔父は知っているのかという疑問が相次ぎました。投稿者さんはこのようにコメントしています。

『母にはネグレクトをうけました。ただ、周りには凄く良い顔をする人です。私と妹の学用品や食事を買わずに、親戚にお中元を買います』

ネグレクトとは、子どもや・高齢者などの社会的弱者に対し、保護や養育義務を果たさず放任する行為を指します。投稿者のお母さんは、投稿者姉妹に食事を与えなかったり、学校で必要な学用品を買いそろえなかったりしながらも、親戚にはお中元を贈っていたそうです。

『母親にされたことを叔父は知っている? 叔父にとっては良い姉だったのかも』

『お父さんやお婆ちゃんはその過去を全て知っている? 一部分しか知らないとか、母親が泣き落とししたとか。言ってみれば叔父さんも毒だと思う。話し合っても無理なら叔父さんごと切るしかないよ。ネグレクトを受けたことは一生忘れないよね』

叔父さんが投稿者さんのお母さんを庇うのは、「叔父さんにとってはいい姉だったのではないか」というコメントが届きました。もしくは投稿者さん姉妹がお母さんから受けていたネグレクトの実態を知らないのかもしれません。

このコメントに対して、投稿者さんから下記のようにコメントが届きました。

『叔父には簡単に伝えましたが、嘘だと思っているのか、たいしたことないと思っているのか、「辛かったね、でも親子なんだから」という感じで流されます』

叔父さんにお母さんにされたネグレクトのことを訴えても「親子なんだから許してあげて」と投稿者さんの話に聞く耳をもってくれない叔父さん。「投稿者さんの大好きなおばあちゃんも悲しんでいる」とあの手この手でお母さんとの仲を取り持とうとしてくるようです。

理解してくれない叔父さんを「いい人」だと思わないこと

絶縁した毒親を「許せ」という“いい人”な叔父。どう対応すればいい?02

『うちの場合は、母方の親戚とも気が合わないので疎遠のままだったので連絡がきても知らぬ存ぜぬで押し通し、その後の連絡をガン無視していたら向こうが諦めてくれた。「母が死んでも連絡はいらないから」ってキツく言ってあるので今母親が生きているかどうかも知らない』

『嫌なもんは嫌で言い通さないと結局自分の人生めちゃくちゃにされるよ』

『うちも、絶縁状態です。周囲の人たちなんて、わかったつもりでいるんでしょうけど、実際に経験していないのだから、苦しんでいる側の気持ちはなにも理解できていないです。「自分が同じ目にあったら、自分の子どもが同じような目にあったら、それでも許せますか?」って聞いたことがあるけれど、言葉を濁して「それでも許してほしい」といわれました。所詮、他人事なんです。何を言われても拒否しました。「傷ついたのは貴方たちではなく、私なんだから、傷ついてもないあなたたちに何も言われたくない」と。あまりに話を何度もしてくるときは、「その話は聞きたくない」とすぐに電話を切っていました』

『投稿者さん、いい人はやめましょう! あなたは事故に遭ってしまったんですよ。しかもたちの悪い相手に。もうあなたを守るのはあなたしかいないから、都合のいい人をやめましょうね』

投稿者さんは叔父さんを「いい人なので波風を立てたくない」と感じているようですが、「投稿者さんの話を公平に聞いてくれない時点で叔父さんはいい人ではない」というコメントが相次ぎました。嫌なものは嫌だと意志を貫かないと、また辛い状態に身をおくことになるかもしれません。叔父さんにあらがえなかった自分を後悔して、もう1度お母さんと離れるまでに多大な精神的苦痛を味わうこともあるでしょう。周りの人のことを考えて“いい人”にならず、自分がどうしたいのかきちんと整理してみると良いかもしれませんね。

文・物江窓香 編集・山内ウェンディ イラスト・よし田

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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