<土下座する義母>家事も育児もしない旦那!会社も倒産し…「私もアナタがムリだわ」【第4話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。結婚して4年目、私(シオリ)は妊娠中。そんななか、起業して忙しくなり激やせした旦那(ユウタ)を心配した義母が、「仕事を辞めて家庭に入ってくれ」と私に土下座をしました。しかし私は仕事を辞めたくありません。そのまま出産し、私が産休に入ると旦那は変わってしまいました。「仕事が忙しい。仕事で疲れている」を言い訳にして、私に家事と育児を100%丸投げしたのです。産休をとっていても、赤ちゃんのいる生活では家事に満足な時間をかけられません。同じママさんならわかりますよね? しかし旦那にはわからないようです。何を言っても私の言葉は届きません。一体どうしてこんなことになってしまったのか……。
バタバタと過ごしている間に、私の産休と育休が終わりました。旦那は一度家事育児をしない経験をしたからか、私が仕事に復帰してもあまり家事をやらなくなってしまいました。
育児に関しても保育園の送り迎えを頼んだら「俺ムリだから」の一言で終わり。子どもが熱を出して「私、昨日休んだから今日は休めない!」と言っても「俺もムリだから」。家事も育児もせず、まったくあてにできない旦那から心が離れていくのがわかりました。
子どものことを相談する前に、これからの生活を話し合う前に、旦那は私と子どもを置いて逃げたのです。実家に帰ったあと、旦那から「何か手伝えることある?」「子どもは元気?」そんな言葉もありませんでした。
旦那は、私に家事育児のすべてを押し付けている自覚があったそうです。でも仕事が楽しくて全力を注ぎたくて、私や子ども、家のことを見ないふりしていたんだとか。会社を倒産させてしまったショックで立ち直れないなか、いまさら家事育児をするのかと思ったら、どうしてもできなかったと涙ながらに言います。
結婚した当初は義母も理解のある人でしたし、旦那とも助け合いながら結婚生活を送っていました。
何が2人の関係をこんなに変えてしまったのでしょうか。私が仕事を辞めて、旦那に尽くせばよかったの? と頭をよぎることもあります。でもそうしていたら、旦那の会社が倒産したとき、私たちの生活は厳しいものになっていたでしょう。
「私の選択は間違っていなかったのだ」と自分を認めることにしています。
旦那という、頼れる存在が近くにいながら頼れなかったあのときを乗り越えて……。いま、私と子どもは楽しく元気にやっています。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・春野さくら 編集・塚田萌