<なに…?>不幸の前兆……?背後にまとわりつく黒い影【第37話まんが】#本当にあった不思議な体験
前回からの続き。みなさんは「不思議な体験」をしたことはありますか? まるで狐につままれたかのような奇妙で意味がわからない、そんな体験を……。ママスタセレクトに寄せられたママたちの実際の体験エピソードをご紹介します。
私は昔から、人の周りにオーラのような色が見えていました。それでも普段はとくに気にすることなく過ごしていたのです。しかしある日、息子のお友達のお父さんの後ろに黒い影が見えるようになってしまいました。なぜ黒い影が見えるのか理由がわからず、どうすることもできない私。そして数年後、悲しいニュースが届くのでした。もしあのとき、声をかけていれば……? 私はどうするべきだったのか、今でも考えてしまうのです。
お迎え後、保育園の園庭で遊んでいた父子のお父さんの後ろに、何か黒い影のようなものが見えました。目をこすっても、何度見ても、そのお父さんの背中から黒い影が見えます。その子は年長から転園してきた子で、息子の口から名前がよく出ていたユウくんという男の子でした。
卒園式で久しぶりに会ったユウくんのお父さんを見ると、背後にある影がさらに大きくなっていて驚きました。しかしユウくんのお父さんは笑っています。子ども同士は園では仲が良かったらしいですが、親同士は交流があったわけではなく、会えば挨拶をする程度です。それくらいの関係性の私が、何か踏み込んだことを聞くのも違うかな……そんな風に思っていました。
子どもが小学3年生になったころ、保育園時代のママ友から久しぶりに連絡が来ました。その内容は、ユウくんのお父さんの訃報でした……。
黒い影は誰にも見えていないのでしょうか。少なくとも息子には見えていないようで、何も言ってきません。私が呆然としていると、今度はその影が喪主を務めるユウくんのお母さんにうつろうとしていました。
どう伝えたらいいか分からず、思わず口から出たのが「健康診断」や「お祓い」でした。私の言葉の真意が、ユウくんのお母さんに伝わったかどうかはわかりません。けれど息子たちが中学生になった今でも、ユウくんはお母さんと2人で幸せに暮らしていると風の噂で聞きました。あの時に見えた黒い影が何だったのかはわからないまま。それでも、ユウくんとユウくんのお母さんが今日も笑って過ごせているなら、よしとしたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本 渡辺多絵 作画・ちょもす 編集・横内みか