<ゾッとする>母の実家へ養子に……家に入ると呪われる【エピソード23】#本当にあった不思議な体験
前回からの続き。みなさんは「不思議な体験」をしたことはありますか? まるで狐につままれたかのような奇妙で意味が分からない、そんな体験を……。ママスタセレクトに寄せられたママたちの実際の体験エピソードをご紹介します。
みなさんは「呪い」を信じますか? 私(ユイ)の母(マサエ)は気が付いていないようなのですが、私は幼いころから薄々、母の実家は呪われているのではないかと疑っていました。その後、母から実家の話を詳しく聞く機会があり、その疑いは確信へと変わったのです。あれは私が10代だったころ……。
母の実家はお金持ち。由緒あるお家です。現在の実家の隣の土地も元々は祖父の土地。そこに昔はかなりの豪邸が建っていたそうです。
しかし数十年前、あるタイミングで隣の土地を処分。家も小さくして建て替えをしたのだとか。処分をして少し経つと、当時まだ若かったおばあちゃんが足の病気になってしまったそうなのです。それからずっと祖母は足を引きずるようにして歩いています。
その後、母は父と結婚。家を出ました。そのあとすぐに、伯父さんはマサエさんという母と同じ名前の人と結婚をし、おじいちゃんの家で同居を始めました。お嫁にきたマサエさんは、同居をはじめて数か月後にはガンを患っていることが判明。子どもを授かることはなく、いまも闘病中です。
だから、母の実家には跡を継ぐ人間がいないのです。母は父と結婚をして、私を含め子どもを3人産みました。全員女で、私は三女。その私に白羽の矢が立ったのだそう。
ずっと疑問に思っていたことだけど、なんとなく聞けずにいたことをついに口にしました。
処分した土地にあった大木を10本くらい切ったのだとか……。その直後に家族に不幸が続いたと聞き、私は関連しているような気がしてゾクっとしました。
私はふと思いました。結婚を機に家を出た母。その後家に入ったマサエさん。……まさかマサエさんは、母の身代わりになったんじゃないかって。母の実家は、なぜか女性だけが不幸な目に遭っています。
実は私、幼い頃から母の実家には長くいられませんでした。祖父母も伯父もマサエさんも、みんな優しいのに……。家のあちこちから視線を感じるんです。
薄々「母の実家は呪われている」と感じていた私は、今回母から聞いた話で確信をしました。もし私が祖父の家へ養子に入ったら、私の身に何が起こるのだろう。あの家に嫁いだマサエさんが病気になったのは、私の母の身代わりなのか……と思わずにはいられませんでした。
かかわりさえもたなければ、災いを招くことはないでしょう。私は養子に入るのを拒否するべきだと感じました。逃げなくてはなりません。
原案・為淀サツキ 脚本 物江窓香 作画・森乃クコ 編集・横内みか