<子どもと思ったら……>柳の木の先、ワタシが見たのは【第24話まんが】#本当にあった不思議な体験
前回からの続き。みなさんは「不思議な体験」をしたことはありますか? まるで狐につままれたかのような奇妙で意味が分からない、そんな体験を……。ママスタセレクトに寄せられたママたちの実際の体験エピソードをご紹介します。
今から十数年前、あれは私が高校生のころ。当時私は夜に書道教室へ自転車を使って通っていました。その書道教室に行く際、通る道にある柳の木。私はいつもそれがとっても怖いんです。だからなるべく見ないようにしていたのに……。
柳の木の近くを通るだけで鳥肌が立ちます……。違う道を通って行けたらいいけど、書道教室に行くにはうちからは必ずこの柳の木の前を通らないと行けません。
だから、柳の木がある場所では自転車を猛ダッシュで漕ぎます。しかし、柳の木の場所には信号があり……これが赤だと本当に最悪……。柳の木の前で信号が青になるのを今か今かとソワソワする時間がつらいのです。
視線を感じて車道の方を見てしまったのです……。あの瞬間は、今でもはっきり覚えています。
助手席に座っている女性の胸のあたりにあるもうひとつの顔が見えました。「子ども……?」その子はしっかりこちらを見ていました。
子どもじゃない………! か、顔しかない! 体がない!! 私は恐怖でパニックでした。その後はあまり記憶がありません。必死で家に帰ったのだと思います。この件以来、信号を木の横で待つことがより怖くなりました。木の近くではなく、距離をおいて信号待ちをしたのです。そして数年後……。
当時の私は「柳の木」が有名な心霊スポットだとは知りませんでした。私の両親は幽霊なんて信じないので、知っていても気にしていなかったかもしれません。
私がなんとなく柳の木が怖かったのは、本能だったのでしょうか。この出来事で自分の「怖い」という直感を信じようと思いました。
その後二度と同じことは起こりませんでしたが、いまだにあのときの出来事が不思議でなりません。どなたか同じ体験をされた方はいらっしゃいますか?
原案・編集部 脚本 物江窓香 作画・水戸さゆこ 編集・横内みか