<義実家のマナーにモヤッ>育ってきた環境は違うけれど……子どもに見せたい親の姿は?【後編まんが】
前回からの続き。私はモモカ、結婚5年目です。少しの価値観の違いで、夫への愛がここまで冷めるのかと驚いています。というのも義家族と一緒に外で食事をしたとき、テーブル周りがぐちゃぐちゃで私のストレスが限界なのです……。私の両親は飲んだグラスは下げやすいように端に寄せるし、フォークやナイフなんかはお皿の上に置き、端に寄せていました。これが普通だと思って育ってきたので、同じように両親を見て育った夫の価値観を変えるのはなかなかに難しいことなのかもしれません。私が夫に合わせることができないように……。しかしこのままいくと、子どもまで夫と同じような価値観で育ってしまうかもしれません。それだけはどうしても避けたいです。けれど、極力外食を避けるくらいしか今のところは対応ができません。
夫の提案で家族で動物園に来ました。夫からレストランで食事を提案されましたが、義家族との食事会を思い出してしましました。すぐさま私は外のテーブルで食べようと提案し、ホットドックを食べ始めました。
外での食事は店内よりもストレスが少ないです。多少食べこぼしても、後で自分たちで掃除をすればいいので気がラクなのです。
息子のオウガがジュースをこぼし、パンを地面に落としてしまいました。私はすぐにテーブルを拭きながら、夫に落ちたパンを拾うように伝えました。しかし、夫は「落ちたものを拾うのは店員の仕事! 客が拾うのはマナー違反なんだよ。マナーい・は・ん」と堂々と言います。
私の一言が夫に刺さったのか、それとも離婚の危機感を覚えたのか、それから夫は私に対して「マナー違反だよ」なんてことは言ってこなくなりました。
私が片付け始めたら同じように片付けるし、最近ではオウガが机の上のこぼしたジュースも拭き取るようになったのです。
どちらの価値観が間違っているというわけではないのでしょう。けれど私は私と同じ価値観の人に好意を抱きます。このまま夫への気持ちがなくなるなんてこともあり得ました。だから、夫が合わせてくれて、良かったと思っています。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・カヲルーン 編集・横内みか