パパはママの実家で家事を手伝う?46.6%の人たちは……<ママのリアル調査>
長期休暇にはパパやママの実家に帰省するという家庭も少なくないでしょう。ママスタでよく話題になるのが、ママにとっての義実家、つまりパパの実家でのお手伝いについて。「嫁なのだから動くべき」と朝から晩までこき使われてヘトヘトになった、という経験談もよく聞かれます。けれどそれが逆の立場だったら、どうでしょう? パパにとっての義実家、つまりママの実家でもパパたちは家事を率先して手伝っているのでしょうか……? 今回ママスタセレクトでは、ママの実家に帰省したときのパパの様子を探ることにしました。
アンケートでは「ママの実家に帰省したとき、パパは家事を手伝いますか?」と問いかけ、選択肢には「自ら手伝う・手伝おうとする」「お願いされたら手伝う」「自分の親が手伝わせない」「まったく手伝わない・手伝う気もない」の4つを設定。800人を超えるママたちから寄せられたのは、パパたちのリアルな実態でした。
46.6%のパパたちは「手伝う」傾向に
率先して手伝うかどうかに関わらず、「手伝う」パパは全体の46.6%(お願いされたら手伝う27.0%+自ら手伝う19.6%)となりました。何らかの形でママの実家で家事にかかわろうとするパパの姿勢がうかがえます。
消極的ながらも手伝うパパは27.0%
「手伝う」なかでも多かったのが「お願いされたら手伝う」というスタンスのパパたちで27.0%に。
『食器を運んだり、荷物の片づけ』
『食事の配膳。子どもの世話。私が「やって」と言えば動く』
『私が家事、旦那が育児と分担している。頼めば手伝ってくれる』
多かったのは食事の配膳と片づけ、そして子どもの世話でした。自宅でもよそのお宅でもできそうな内容ばかりです。なかには、こんなコメントもあります。
『私が配膳と片づけ、子どもの面倒くらいしか頼まない。それ以外のことは自分がやった方が早いから』
パパのできる範囲・レベルのことを頼み、それ以上のことは望まないママも多いのかもしれません。
自ら手伝う・手伝おうとするパパは19.6%
もちろん積極的に手伝うパパたちもいます。19.6%と2割近い数字です。
『親戚の子どもたちの面倒や食器の片づけ。親は「座ってて」と言ってくれるけど、状況に応じて動いてくれる』
『元料理人なので、盛り付けや簡単な料理をしてくれます』
頼もしいパパたちもいますね!
ママの実家で家事を手伝わないパパは半数以上に
パパが手伝わない理由は2つありました。1つは「親が手伝わせない」から。もう1つは「本人にまったく手伝う気がない」というものです。
ママの親が手伝わせない
「親が手伝わせない」ことを理由に、お客さん気分のパパは少なくないようです。全体の20.8%にあたります。
『母が台所などのプライベートな場所に入ってほしくないみたい』
「私の母がキッチンに入ってほしくないタイプだから、私も旦那もお任せ」という声もあります。実家では娘・息子になってゆっくりしてほしい、という両親の気持ちもあるのでしょう。
パパ本人にやる気がない
そもそも本人にやる気がなく「まったく手伝わない・手伝う気もない」というパパは32.6%に。この姿にはママたちも思うところがあるようで……。
『俺はやらなくていいと思ってる、どうしようもない旦那。考え方が昭和』
『まるでわが家のようにゴロゴロしてる』
『家事は女がやるものと固く信じているから』
「理由なんかない。家事をする気がないだけ」。どうやらこの辺りにママたちの不満は集約されるようです。ママの実家で一切手伝おうとしないパパへの厳しいダメ出しが続々と出てきました。
普段の生活が帰省先でも反映される
日常生活で家事をしていないパパが、帰省先で率先して手伝おうとするとは思えません。普段の生活がそのまま帰省先でも続くのではないでしょうか。
『そもそも家でもやらない。自分はやってもらう側だと思っている』
「家でもやらないんだからやれるわけない」「どこでも完全にお客様気分。腹立つ!」ママたちの不満には終わりがないようです。そんなパパをママの実家で「動くパパ」にするアイデアはないものでしょうか……?
日常の家庭内での役割分担
おそらく「積極的に手伝う」パパたちは、普段から夫婦でよく話し合い、お互いが自身の責任として家事をしているのでしょう。普段から「食事作りはママ、片づけはパパ」など自分の役割として認識しているパパであれば、帰省先でも自然と体が動くのではないでしょうか。
個人の意識の差+世代間のギャップ
パパが家事に積極的にかかわるかどうかは、パパ自身の意識や価値観に大きく関係するのでしょう。ママがどんなにかかわってほしい、と願ってもパパ自身の価値観がアップデートされていなければ難しいもの。「考え方が昭和だから」と諦めず、今の時代に合わせたパパになってもらう必要がありそうです。
さらに今回の「帰省先」といった特殊な状況では「自分の親が手伝わせない」という別のハードルも生じました。
『実親は昭和人間で、男は座っているものって感じです……』
『母と祖母はお金を稼ぐ人が一番偉いという考えで、旦那が動くと私が怒られます』
「私の母が家事は女がするものだという考えだから」と嘆く人もいました。実親との世代間ギャップや、生まれ育った環境による影響もありそうです。その差を埋める努力も場合によっては必要かもしれませんね。
皆が気持ちよく過ごせる帰省期間であるように
今回のアンケートでとくに目についたのは、ママたちのパパへの不満です。帰省する前には今一度、夫婦間で話し合っておくことも大切かもしれませんね。
アンケートでは「家事」に限定して質問を投げかけましたが、こんなコメントもありました。
『パソコンの修理、設定、携帯電話の契約内容の変更など、システム全般を引き受けてくれる』
『畑仕事を全部やってくれます』
パパたちが力を発揮できるチャンスは「家事」以外にもありそうです。家事にこだわらず、パパの得意分野を活かしてもらうのも一つのアイデアですね。
実家への帰省はお子さんもママパパの実親も心待ちにしているイベントでしょう。年に数回というお宅もあるかもしれません。せっかくの機会です。皆が気持ちよく過ごせる工夫をしてみませんか?
総回答数:812票
調査方法:インターネット
調査月:2024年6月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
【ほかでは聞けないアンケート】:ママたちの気になる回答結果は……?
文・編集部 イラスト・はなめがね