「何も話さない子どもが心配……」不安を感じたママが試した「沈黙の時間」
「うちの子、学校のこと何も話してくれないの」と感じるときはありませんか? 子どもや親の性格にもよりますし、男女差もあると思いますし、兄弟がいるかいないかでも変わるのかもしれません。しかしもし子どもにお話ししてもらいたいなら、親が試してみることがありました。
小学生になり、話さなくなった娘
私の娘の場合、幼稚園時代まではいろいろお話ししてくれる娘でした。小学校に上がると、特に嬉しいこと、楽しかったことはこちらが聞かなくても話してきます。ただ細かい話は減っていき、こちらが「学校どうだった?」などと聞こうものなら「なにもなかった」と口を閉ざしてしまう日が増えました。
小学校生活はいろいろあるようで、他のママさんから情報を頂いて「え! そんなことあったの」と思うこともしばしば。他のお子さんとのいざこざで、もし相手にものすごく嫌な思いをさせていたら対応したほうがいいし……とは思いましたが、嫌なこと、話したくないことになればなるほど、聞き出せません。
娘が話しやすい状況に気づく
ある日、娘が「今日ね……」と話し出しやすいときがあることに気がつきました。
それは、「子どもに背を向けているとき」です。
子どもからは私の顔が見えないし、こちらも顔を向けられず、あまり積極的に会話をするような状況ではありません。何故でしょうか?
たぶん、私が黙っていたからです。しかも家のリビングで向き合っているときとは違い、私の背中に向かって話す。料理や家事でバタバタしていない。そして私が話しかけない。娘にとってはゆったりした時間が流れているのでしょうか。目を合わせて話すことも大事だけど、目を合わせないからこそ話せることがあると気づきました。
「沈黙の時間」を取ってみよう
もし娘がまた何も話してくれなくなったら、背を向けているときときと同じように、沈黙の時間を取るつもりです。
沈黙が気まずいという感覚から何か話しかけたくなるのは、非常によくあることです。でも沈黙して「そろそろ話しかけようかな」と思った瞬間に、子どもが「あのね」と言い出すことがあります。うちの子が何も話してくれないというママさん、よかったら試してみてくださいね。
文・yuki イラスト・ももいろななえ