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あの子のこと好き?嫌い?小学生女子の闇な共感

女性は共感の生き物と言われます。今どき、女の子は…男の子は…とひとくくりに語るのは古いですが、女の子たちの中にはどうしてもグループを作りたがったり、あるものに対して「好き」か「嫌い」かで仲間意識を持つ子も多いようです。

ハッピーな共感

「私、最近水色がすき」「あ、わたしもー」
「動物が大好きなんだ」「わたしもー」
「明太子、めっちゃおいしくない?」「だよねー」
というハッピーな共感の場合はムードもほのぼの。

「えーわたしは黄色がいいなー」
「わたし昔イヌに噛まれたことがあって、苦手なの」
「明太子よりトマト!」
と返されても、「へえ! そうなんだねー」で済みます。
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闇な共感

娘のお友達(以下、友)「ねえ、◯◯ちゃんのこと、どう思う?」
娘「え……(相手がどう思っているかわからないから、なんて言おう)」
友「わたしね、あんまり好きじゃないの。□△ちゃんは?」
娘「えーっと…。うん。わたしも……」
友「そうなんだ!! いっしょだね!」
娘「……(そんなに盛り上がられると不安)」
友「あしたの休み時間、いっしょにあそぼ! (もう親友のように)」
娘「う、うん」
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娘からの相談

「そういう会話があったけれど、気持ちがもやもやする、どうしよう」

と娘から相談されました。

私「本当は◯◯ちゃんのこと、どう思っているの? 仲良しじゃなかったっけ?」
娘「ううん。ほんとうは、あんまり好きじゃない」
私「それなら本当の気持ちを言ったんだから、いいんじゃない?」
娘「でも……。そんなに嫌いでもないし……。悪口で仲間になるのがちょっと……」
私「じゃあ、どっちでもないって言えば良かったじゃない」
娘「ううん、だめなの。どっちかにして!! って強く言われるから」

本当のこと、普通のこと

そこで娘に提案をしました。
私「これはどう? 『今日の◯◯ちゃんは嫌い。だけど、好きな日もある』」
娘「ああ……。ずるいって言われそう。だけど、どっちでもないっていうよりはいいかも」
私「だって、本当のことだもんね。これって、ママに対しても言えることじゃない?」
娘「え?」
私「『ママ嫌い』って言うことたまにあるけど、だからってママの全部を嫌いではないでしょ?(ちょっと不安……笑)」
娘「あ、うん。大好きな日もある」
私「それそれ。ママだって、あなたのこと大好きだけど、嫌いなときもあるもの。それって普通のことでしょ」
娘「うん」
私「あのね、嫌いだなって思ってるのに無理して『大好き』って言ってると、心が疲れて『大っ嫌い!!』になっちゃったりするの。だから、『今のママは嫌い』とか、『今のママの言葉は嫌い』とか小さい『キライ』をいっぱい言っていいからね」

「その手があったねー。ママ嫌い(笑)」と娘は笑いました。
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文・yuki イラスト・なかやまねこ

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