<悪いウワサ、信じる?>ずっと一緒にいたい人!大事なのはウワサじゃなくて自分の目【第4話まんが】
前回からの続き。息子のテツは小学2年生。コウジくん、マサユキくんとは、1年生のころからのお友達。クラス替えを機に、テツはジョウくんという新しいお友達と仲良くなり、私もジョウくんの母・クミコさんと会話するように。コウジくんママとマサユキくんママから「ジョウくんママのクミコさんは、子どもの面倒を押し付けるためにママ友を作るらしい」と聞いていましたが、実際のクミコさんはとても細やかな気遣いをしてくれる人。ジョウくんも礼儀正しく、しっかりした子だったのです。噂なんてあてにならないと、すぐに思いました。実際テツも、コウジくんとマサユキくんよりも、ジョウくんと遊ぶ方が断然楽しそうです。
今日は休日、テツがジョウくん一緒に遊びたがっていたため、ジョウくんをわが家に招きました。
他の子やうちの子に比べても、ジョウくんはとてもとてもいい子なんです。これって、ジョウくんが生まれつきいい子なわけではありませんよね。クミコさんのしつけがしっかりしているからだと思うのです。そこで気が付きました。クミコさんは人に預けることも考えて、自分の子にマナーをしっかり教えているのだと……。
クミコさんの噂を聞いたときは、低学年の子どもに下の子の面倒を1日中みさせるなんてありえないと思ってしまいました。けれど私の子どもにはできないことも、ジョウくんはきちんと教育されていました。私は、普段から人に預けることを想定していないから、テツに何も教えていない。だから私が見ていないと不安なんだと気づいたのです。
私はそれから、クミコさんと親しくなりました。「子どもをママ友に預ける」「下の子の面倒を上の子にみさせている」などと噂を流しているママたちよりも、よっぽどクミコさんの方が誠実です。
今でもコウジくんママとマサユキくんママとは、当たり障りなくお付き合いをしているけれど、クミコさんとはずっと付き合いたいと思うほどになりました。噂を信じる前に、自分の目で確認する。それが、長く付き合える友人に出会うための大切なことだと学んだのです。
私もテツもジョウくん親子と出会えて成長できたし、このご縁をこれからも大切にしていきたいと思っています。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・むらみ 編集・みやび