<怒鳴ってゴメン>「1歳半のわが子にイライラする」と悩むママ。ダメと思うほど追い詰められるから…
子どもは親の思い通りになんてならない、言うことを聞かなくて当たり前。そう思ってイライラしたくないと考えていても、子育てをしているとなかなか理想通りにはならないですよね。先日ママスタコミュニティに寄せられたのは「1歳の子どもに怒ってしまう」というタイトルのこんな投稿です。
『1歳半の子どもに怒っちゃう。毎日怒らないように頑張ろうと思っても、グズグズされたりご飯を食べなかったりしたときにイライラして怒っちゃう。怒っても意味ないのにね。でもこれってどうしたらいいんだろ。怒った後にいつも後悔する』
毎日子どもに怒ってしまう状況に悩んでいる投稿者さん。お子さんは1歳半なので自分の意志を持ち始めてイヤイヤ期にさしかかっている時期かもしれませんね。ご飯を拒否されてイラっとした経験があるママは、決して投稿者さんだけではないでしょう。「怒っても意味がないとわかっていても怒ってしまう。それで後悔するのはどうしたらいい?」とママたちにアドバイスや意見を求めていました。
「私も怒ってばっかりだったよ!」というママたちの声
『もう子どもは4歳だけど1歳過ぎから怒っていたかもしれない。2歳3歳でもっとヒートアップしたな。ダメだとわかっていながら無理なんだよね。本当にわかる。息抜きしている? 少し子どもから離れて頭を冷やすとか』
『今4歳だけど、まだ怒ってしまって後悔する。怒らないように気をつけるしかない感じだけど、完璧にやろうとせず「まあいいか」と思えることを増やしているよ』
投稿者さんのように「私も乳幼児期の子育てはイライラして怒っていたよ」と共感の声が多く届きました。また1歳だけでなく、4歳や5歳になっても怒ってしまうという現在進行形のママたちもいます。ママたちに共通しているのが「怒ってはいけないと頭ではわかっているのに怒ってしまう」ということ。だからこそ怒った後に罪悪感に苦しんだり、自分を責めたりして余計に苦しくなるのでしょう。今すぐできることとしては、子どもと物理的に距離を置いて頭を冷やしたり「まあいいか」と自分を許したりすることが挙げられていました。
『私も全然怒っていたよ。時間に余裕がないとイライラしがちだから、あまりギリギリのスケジュールにしないほうがいい。仕事とかあるし、難しいんだけどね。でもそんな「大人の都合に付き合わせてしまっている。本当なら子どももゆっくりと着替えたり心の準備をしたりしたいよね。申し訳ないな」と思うと怒りが鎮まることもあったよ』
またイライラする原因の一つは、ママ自身に何かと余裕がなくなってしまっていることもあるのかも。たとえば食事も次の用事や家事があるために「早く食べ終わって!」と急かしてしまう。栄養バランスに囚われて「ちゃんと全部食べて!」と完食を求めてしまう。投稿者さんもギリギリのスケジュールで動かずに時間の余裕を持つこと、そして育児に関して完璧を目指さないことを意識すると、少しイライラが緩和するかもしれませんね。また「子どももゆっくりと着替えたり、心の準備をしたりしたいよね」と子ども側の目線に立ってみることも、視点を変えることができてオススメだそう。
ビデオカメラで撮影、イライラしたら童謡を歌う……怒らないコツは?
『ビデオカメラで撮影するとか。怒って後悔するなら、撮られていると意識することで怒らないほうへ改善するかも。わが子の可愛い記録も残るし一石二鳥』
『イライラして爆発しそうになったら童謡を歌うことを癖にする。その場の感情に任せない。クールダウン』
このほかにもママたちからはイライラしない対処法が寄せられています。その一つとして、自分を客観的に見るためにもビデオで普段の様子を撮影するというアドバイスがありました。「イライラして怒っている自分が動画に残る」と思うと、誰かに見られている意識から気が引きしまるかもしれませんね。さらに撮影することで子育てに奮闘している自分と幼いわが子の貴重な姿を記録に残せるというメリットもあるのではないでしょうか。またイライラしてヒートアップしそうになったら平和で明るい童謡を歌うというユニークなアイデアもあります。
怒らない育児を求めすぎないで。まずは自分自身を労ろう
『2歳過ぎでもめっちゃ怒る。24時間一緒にいると疲れるし余計にイライラするよね。一時保育、親、旦那とかに預けてカフェでぼーっと過ごすだけで気分が変わるよ』
『それが人間ってものよ。子どももそれで「相手の感情」について学ぶんだと思うよ』
『みんなそうだと思う。叱らない育児なんてできないって! 後悔できるなら大丈夫。子どものことをちゃんと愛せているよ』
「怒らないようにしないと」「怒ってばっかりの母親はダメ」と思い込みすぎることの弊害もあるかもしれません。ママも人間なのでイライラするのは当然のこと。どんなに疲れていても虫の居所が悪くても、常にニコニコするなんて無理な話です。ましては相手がまだ大人の言うことを理解しきれていない乳幼児であればなおさら。もちろん理由もなく理不尽に怒って、日頃のストレスを子どもにぶつけるのは好ましくないでしょう。しかし一番身近な大人であるママが怒っている様子を見ることで、子どもも人間の感情を学ぶ機会になるのではないでしょうか。
また怒って悩んでしまうのはそれだけ子どもに向き合っていて、頑張って子育てしている証拠でしょう。投稿者さんはわが子に怒ってしまう自分を責める前に、まずはいつも子育てを頑張っている自分自身を労ってほしいですね。そして子どもと一対一になってどうしても余裕がなくなってしまうのであれば、旦那さんやベビーシッター、一時保育などを利用するのもひとつの手。投稿者さんが1人でリラックスできる時間を定期的に作っていくことも検討していいのではないでしょうか。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・マメ美
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