<義家族とのキョリ感>入籍の報告がされてないのに20万円も出す?……モヤモヤすぎる【中編まんが】
前回からの続き。私(マリ)は夫のユウキと3才の息子、ミノルとの3人暮らしです。車で30分ほどの距離に住んでいる義両親はとても優しい人たちで、ミノルのこともとても可愛がってくれていました。夫にはカエデさんというお姉さんがいます。カエデさんはひとり暮らしをしているため、ほとんど会うことはなく、たまに会えば軽く話す程度の関係。そんなカエデさんが、この度結婚式をするという話を義母から聞き、私たち夫婦は心から喜んだのですが、なんと半年前に入籍済だというのです。私たち夫婦には何の報告もありませんでした。
帰りの車の中、微妙な空気が流れました。半年間一度も知らされることがなかった自分たちの存在について、私と夫は考え込んでしまうのでした。私の頭の中にはグルグル金額が回ります。
普通のお祝いであれば喜んで出すのですが、「入籍も知らせてくれなかった人に、20万近くも出さないといけないの?」そんな風に考えてしまうのです。
半年間も入籍したことを知らされなかったというガッカリした気持ちと、せっかくのお祝いなんだから、そんな小さなことを言っちゃダメという気持ちが混在していました。モヤモヤした気持ちを抱えたまま、私はこのことを妹のミナに相談することにしたのです。
義姉の結婚祝いもご祝儀も、お祝いごとなのでケチらず出すつもりです。つもりなのですが、なんだか素直にお祝いできない自分がいました。
義姉にとって私たち夫婦は、半年もの間、入籍したことを知らせなかった相手なのです。それくらいの存在なのに、お祝いだけはしっかり出さないといけない現状に、私はモヤモヤが隠せませんでした。
このことを妹のミナに相談すると、ミナはあっけらかんと「いいんじゃない?」と言い放ったのです。その真意は「気楽な関係が築けるから」というものでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・〆川ズン子 編集・みやび