<アニヲタ……恥ずかしい?>娘の「好き」を受け入れられなかった私「親失格だ……」【第4話まんが】
前回からの続き。私は、夫と小学6年生の娘・スミレ、4年生の息子・ダイキの4人暮らしです。ダイキはサッカー少年で、朝から晩までサッカー三昧。いきいきとサッカーを頑張っているダイキを、私は心から応援しています。一方で私が心配しているのは、あるアニメにハマりだした娘のスミレ。最初は「アニメが好きなんだな」くらいに思っていたのですが、最近その行動がエスカレートしているように思えるのです。言動がすっかりオタクっぽくなってしまった娘に対して、「もう少し周りを気にした言動を心がけて欲しい」と思う私は、親として理解不足なのでしょうか。娘に新しい習い事をさせようと画策しても、すべて断られてしまいます。娘がやる気を起こす動機は、すべてアニメ。もういい加減にしてほしい……そう思う私に、夫は「それはママの偏見だ」と言ってきて……?
「ダイキがサッカーにハマるのはOKで、スミレがアニメにハマるのはNOなんてちょっと違うんじゃないかな~」という夫の言葉にはじめこそイラっとしましたが……たしかにアニメにハマってからのスミレはなんだか毎日楽しそうに笑うようになったのも事実なのです。
「同じ趣味の友達を見つけて、そりゃたまに言動が面白いこともあるけどさ! いいじゃん! 好きなモノに巡り合える人生って素敵だと思う」と、夫は言うのです。
「私……親、失格ね」知らず知らずのうちに自分の価値観だけを尊重して、娘の「好き」を台無しにしてしまうところでした。夫が私を諭してくれたこと、とても感謝しています。
何が起こっても、人に何と言われようと、それは「娘の人生」と割り切ることも時には必要なのだと気づけました。
夫に言われて、私自身が「アニメにハマりすぎる娘」を心のどこかで恥ずかしいと思っていたのかもしれないと気が付きました。
そして私の”理想の娘”という型にはめようとしていたのかもしれません。
なんて最低な親だったのでしょう。
アニメにハマり出してから、スミレは毎日が楽しそうでした。
親として、子どもが生き生きしている姿を見ることができること以上に嬉しいものはないはずなのに。
「好き」を原動力として、他にも少しずつ興味の幅を広げていこうとしている娘を理解してあげようともしなかった自分を恥ずかしく思います。これからは、息子のサッカー同様、娘の趣味にも耳を傾け、寄り添っていければと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・石井弥沙