これって必要?と思われがちな「BABY IN CAR」の標識に隠された意味とは…
お子さんが産まれて、車に「BABY IN CAR」や「赤ちゃんが乗っています」などの標識をつけている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな『子どもが乗っていることを知らせる標識』について調査してみました。
きっかけは、外国での悲惨な事故があってから?
そもそも、子どもが乗っていることを知らせる標識ができたのは、外国のある事故がきっかけだという説があります。
昔あったアメリカの事故で、レスキュー隊が赤ちゃんを見落とし、救出が遅れて手遅れになったという悲しい出来事がありました。その後、「赤ちゃんが乗っています。隅々まで探して、救出して下さい」という意味を込めてあの標識がつけられるようになったとか。
そんな悲しい事故の教訓から、このような標識が作られるようになったという話を、聞いたことのあった方もいらっしゃるのでは?この標識は果たして「事故の際 レスキュー隊が赤ちゃんを見落とさないため」に付けるものなのでしょうか?
あなたはなぜ「BABY IN CAR」をつけていますか?―使用者の声
『事故で私が助けを呼べない状況になったら恐いから、貼っています』
『みんながつけてるから。特に理由とか考えたこともなかった』
『走行中に事故に遭った時、「赤ちゃんが乗っていることを知らせているにもかかわらず、ぶつけた」ということで、現場検証の際に相手の過失が高くなると聞いてから、貼るようにした』
『子どもがいて(安全運転につとめているので)、「むやみに煽らないで!」といったアピールのため』
『玉突き事故などの際、救出の優先順位がつけやすいかなという理由』
みなさんそれぞれ理由は違いますが、子どもの存在を知らせておき、“もしも”の時に備えている方が多いように感じました。
「なぜつける必要があるの?」 販売元に問い合わせてみました!
実際に「BABY IN CAR」というステッカーを販売している会社に
標識がどんなことを目的として製造・販売されているのか、直接問い合わせてみました!
Q1.あの標識をつけたことで後方車にどんなことを知らせるのが目的なのでしょう?
『「赤ちゃんが乗っているので、ゆっくり安全運転をします」「急な追い越しや、煽りなどはご遠慮ください」などの意味を伝えることが目的です。』
Q2.レスキュー隊に赤ちゃんがいることを知らせるためと聞いたことがあるのですが…
『いえ、先ほどの通り 安全運転を促す目的として販売しております。』
Q3.あの標識をつけることで、事故の際に相手の過失が高くなるということはありますか?
『警察の方で現場検証を行った上で判断することなので、この標識をつけているだけで相手の過失が高くなるなどということはありません。』
今回の問い合わせで、車に子どもが乗っていることを後方車に知らせたり、安全運転運転を促す目的で製造・販売されていたということがわかったこの標識。
一方で、マタニティマークのように、この標識の意味を知らずに「あつかましい。何アピール?」と思う方や、「ステッカーつけてる車に限って、安全運転してないことが多い」などという批判的な意見も聞かれます。
あなたはこの「BABY IN CAR」の標識、必要だと思いますか?思いませんか?
文・赤石 みお
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