<夫と息子、捨てたい>俺が傷つけた?家を出たきり戻ってこない母さん【第4話まんが:息子の気持ち】
前回からの続き。俺は高校1年生のエイタ。父さんが外で働き、母さんが家事をするのはあたりまえという環境で育ちました。でも最近母さんは在宅仕事を言い訳に、俺に「弁当箱を自分で出せ」だの「食べたお皿をちゃんと下げろ」だの言いはじめたのです。俺だって部活や勉強など、高校生としてやるべきことがたくさんあります。子どもの世話をするのは母さんの仕事なのに、それをやらせるなんてありえません。しかし俺がそう主張すると、母さんはいきなり出ていってしまったのです。
「ああもう、メグミのせいで予定がめちゃくちゃだ!」父さんはそう叫んで出社していきました。放ったらかされた俺は呆然とします。「……米もパンもなにもないじゃん……弁当は?」そして3日も経つと家のなかはぐちゃぐちゃに荒れ、俺と父さんのあいだでケンカになることが増えました。
母さんが帰ってくる気配は全くありません。せいぜい小遣い程度で、たいしたお金は稼いでいないと思っていたのに……。するとしばらくして、家に母さんの姉であるおばさんがやってきました。「ちょっとお母さんの荷物、持っていくね」
おばさんは「母さんは苦しんで、思いつめたあげくに出ていった」のだと言いました。それで俺は今までの自分の態度が母さんを傷つけていたのかもしれないと、ようやく気づいたのです。
でも子どもが親に反抗するなんて、よくあること。親がウザいのは誰だって同じだろうと思います。
父さんは母さんの仕事のことをただの小遣い稼ぎだって言っていました。だから「家のなかのことや家族の世話はぜんぶ母親がするべき」っていう俺と父さんの考えは絶対に間違っていないはずなんです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・古川あさこ 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子