<義母の介護で家族バラバラ>優しい夫「巻き込みたくない」ひとりで義実家に通う!?【第2話まんが】
前回からの続き。私(リエ)は、夫(ツヨシ)と2人の子ども(サクラとハルト)と暮らしていました。ツヨシはとても優しくて、怒ったところを見たことがないくらいです。一方で、結婚当初から私と義母はうまくいっていませんでした。義母は私に厳しいだけではなく、子どもたちにも理不尽な厳しさで接します。そんな義実家と私たち家族を、ツヨシが必死に繋いでいるように感じていました。そんななか義父が亡くなってしまいました。義母は足腰が弱く、日常生活をひとりで送ることは難しいのです。このまま「同居」なんてことになったら……? 私は不安で仕方ありませんでした。
ツヨシがとても優しい人だということは知っています。ただ仕事帰りに義実家に行き、義母のサポートをして夜遅く自宅に戻り、また朝になれば仕事に行って……。そんな毎日はあまりにも負荷が高すぎます。かといって義母と私の関係を考えると、ツヨシの代わりに私が行くというのも現実的でなく……。しばらくはツヨシに任せて静観しようと決めたのです。そうしてツヨシが義母をサポートする日々がはじまりました。
ツヨシは朝になると家を出て、仕事の帰りに義実家へ。あらかじめ義母から頼まれた買い物などを手渡して、家の用事を手伝い、一緒に夕飯を食べたりしながら義母が眠るのを見届け、自宅に帰ってくる生活をしていました。帰宅が深夜の0時を過ぎることもありました。ツヨシがひとり疲弊していく姿を目の当たりにして、助けてあげたい気持ちはあります。頭のなかに「同居」の言葉がよぎることもありました。しかしやはり私と義母の関係性を考えると難しいでしょう。
ツヨシはツヨシなりに、私たちに迷惑をかけないように努力していたのでしょう。義母の日常生活のサポートをするために本当に休む暇なく動いていました。
しかし日に日に疲弊していっているのは明らかでした。こんな状態が長く続くはずがないと思いつつも、私が直接手助けできるわけでもありません。ツヨシが自宅に戻ってきたときに栄養のある食事を出したり、ゆっくり休んでもらったり……というかたちで協力をするのが精いっぱいでした。
そうしてとうとうツヨシから別居生活の提案をされます。義母の性格や私たちの生活を考えると妥当な落としどころだろう、と夫婦で納得した上での別居生活だったのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子