<ありがた迷惑な助言>まだまだ続くお説教!イライラが爆発する前に「逃げるが勝ち!」【後編まんが】
前回からの続き。私はリコ(35歳)。夫(40歳)と息子(5歳年中)と3人で暮らしています。そんな私は現在妊娠8ヶ月。今日は妊婦健診のため、息子を幼稚園に送ってから、最寄り駅から2つ隣の駅(大きなターミナル駅)にある産婦人科に行くところです。電車に乗った直後は人が多くて座れませんでしたが、私が妊婦ということに気が付いてくれた方が席を譲ってくれました。ありがたいものです。しかし「親切な人」もいれば「面倒な人」もいる世の中。私は今、譲り受けた席の隣のおばあちゃんから、謎のお説教を受けています……。
そういえば、上の子が産まれたばかりのときも、道ゆく人からイヤなこと言われたなぁと、思い出しました。
突然声をかけてきたのは見知らぬおばあちゃん。口調ぶりからいかにも「母乳こそ大事!」といった様子がうかがえましたが、まさか初対面でこんなことを聞かれるなんて……。
正直に「ミルクです」なんて答えたら、お説教タイムがスタートしてしまいました。何なのでしょう……。まったく知らない人に、なぜ「ミルクはダメだ!」なんてお説教されなければいけないのでしょうか……。あなたには何も関係ないですよね!?
テキトーに「母乳ですよ」とでも言っておけばよかったと後悔したのでした。
その後も、偶然出会った先輩方の「ありがたい助言」は、たびたび私を苦しめたのです……。
ひょっとするとむかーーーーーし昔は、それらが子育ての常識だったのかもしれません。そのため先輩方は「知らないなら教えてあげなきゃ」という親切心で、今の子育て世代に助言をしているのかもしれません。しかし昨日は常識だったことは今日は非常識になることもあります……。先輩方の突然で一方的なお説教は面倒でやかましい以外、何物でもないのです。
おばあちゃんは同じ降車駅だったので、私の後をついて「そんなんだとおなかの赤ちゃんがかわいそうだよ」と、まだしつこく言ってきます。私は「何に言ってんの、この人?」と、思いながらも相手にしないように歩いていました。
その後、改札で駅員さんに「すみませーん! この方、私のことを誰かと間違えているみたいで、ずっとついてこられるんです……」と、事情を話しました。駅員さんは状況を察したのかすぐに「あらあらそうでしたか、ありがとうございます」と、おばあちゃんに確認をとってくれました。
あともう少しで出産を迎えるため、心穏やかでいたい。余計なストレスを受けたくないのです。上の子を育てている間に、面倒な人たちと出会った経験をしたおかげで、そんな人たちを上手にかわす術が身についていたようです。我ながら大胆な行動をしたなと思いました(笑)。
価値観を無理矢理押し付けてくる人は、年齢や性別に関係なく距離を置いた方が身のためですね。スルースキルを身につけておく方がストレスは少ないかもしれません。同時に、将来自分が年を重ねた際にも気をつけなければと感じた出来事でした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・煮たまご 作画・チル 編集・横内みか