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<定義がわからん>地頭の良い子って結局どのような子?いつ頃から地頭が良いとわかる?

012_教育・習い事_Ponko
「言葉を覚えるのが早い」「パズルが得意」などといったわが子の様子から「うちの子は頭がいいかも」と思ったことはないでしょうか。逆に理解が遅かったり、記憶力が悪かったりすると「頭がよくないかも」と不安になった人もいるでしょう。ママスタコミュニティにあるママから「頭の良さ」にまつわる質問が寄せられました。紹介します。

『うちの子は2人とも塾に行っていないのに、学校のテストはほぼ100点。学級代表もする子だから、周りのママさんからは頭が良いと思われているみたい。でも、地頭が良いわけでは絶対にないことは、母親の私が一番よくわかっています。ひらめきや勘の良さみたいなものは一切ない。地頭が良い子って、いつ頃からわかりますか?』

投稿者さんのお子さんは小学生。塾のサポートなしでテストの点数がほぼ満点とはすごいですね。しかも学級代表になるほどなので、人望もあるのでしょう。ただし、投稿者さんはわが子のことを「地頭がいいわけではない」と感じています。おそらくテストに向けて、お子さんが一生懸命勉強をがんばっている姿を見ているのでしょうね。ちなみに投稿者さんが考える地頭の良さは、ひらめきや勘の良さ。地頭の良さも人によって解釈が異なり、ママスタコミュニティでにぎわっていましたよ。ママが考える地頭の良さとは? ママたちの声を紹介します。

ママたちが考える地頭の良さとは?

『普段宿題以外の勉強をやってないのに、テストの結果がいい子。割り算を習っていないのに本質的に理解して答えを出せるとか、とにかく教えていないことを覚えていて、それを応用して答えを出せることが多い』

『のみ込みが早い子の一言に尽きる』

『うちの子も成績は良いけど家庭学習しているからやり方を暗記しているだけだわ。経験や知識を応用、発展して答えを出せる人が地頭がいい人だと思う』

勉強やテストの結果を「地頭の良さ」と結びつけて考えるママから声が寄せられました。テストの点数がいいのは普通で、さらにプラスアルファで習ったことを発展させて考えられる子を地頭が良い子と考えています。たしかに、理解力があり、理解した知識を応用できる人は地頭が良さそうですよね。一方で、「1を聞いて10を理解する子だけど、テストの点数と比例するわけではない」と意見も寄せられました。いくら地頭が良くても、必ずしもテストの結果に直結するわけではないのかもしれません。

自分の頭で考えられる子、好奇心の強い子

『地頭が良い子は「自分の頭で考えられる子」。勉強うんぬんの話ではない。変な意味ではなく、ちゃんと特徴がある。個性というか、意志というか』

『本当に頭がいい子って勉強が好きだから、どんどん知りたがって先の学年の勉強までできるようになるみたいだね』

『うちの上の子は地頭が良いと思っている。中学の数学とかひねった問題をワクワクしながら解いている』

地頭の良さは頭の回転が速い以外にも「自分の頭で考える思考力のある」や「好奇心が強い」「情報処理能力が高い」なども地頭が良さに含まれるといった声が寄せられました。一口に地頭が良いといっても発揮する能力にはそれぞれで、個人差がありますよね。口達者な子は言語能力に長けていますし、物事の本質を見分けることができる子は脳内の整理能力が高いのでしょう。地頭の定義をひとくくりにするのは難しそうですね。

さらに「地頭がよくても努力ができないと成績は伸びない」といった声も寄せられました。地頭が良いだけの子より、努力し続けられる子の方が結果を残せるのかもしれませんね。そう考えると、地頭の良さだけで子どもの能力の良し悪しは計れないでしょう。

地頭の良さがわかる時期とは?

『幼稚園の時点でわかったよ。言葉もめちゃくちゃ早かった』

『賢いんだけど、勉強に関してのひらめきや勘の良さは中学になってもいまいちだった息子が、中2から驚くほど勉強ができるように。これまで脳ミソを寝かせていたのか?』

子どもの地頭の良さがわかる時期は「幼少期からわかる」といった声が複数寄せられました。一方で「わが子が中2から驚くほど勉強ができるようになった」といった声も寄せられ、地頭の良さが開花する時期にも個人差がありそうですね。

『塾の講師していました。地頭の良い子は、解釈の仕方が人とは違うなと感じていました。また何か情報を得たときに、自分が持っている知識とその情報を自然とリンクさせられます』

またこちらのママが言うように、たくさん経験から得た情報をもとに情報と知識を紐づけられる子は、自分で学びの面白さを発見できるでしょう。そうすると、勉強が楽しくなり、右肩上がりに頭が良くなるのかもしれませんね。

ママたちの考える「地頭の良さ」について、さまざまな意見がありました。地頭の良さは定義できるものではないのかもしれませんが、ママたちの声はわが子を育てるときに参考になりそうですね。一つ言えることは、テストの点だけで一喜一憂したり理解が遅かったりしたからといって、「うちの子は頭が悪い」と判断できないということではないでしょうか。ある角度から見たものさしだけで子どもの能力を判断せずに、あらゆる角度から観察し、わが子の良さを見つけてあげるといいですね。

文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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