<逆ギレする義姉!>チャンス!長男と二人っきりの時間も大事だよね?【第5話まんが:義姉の気持ち】
前回からの続き。私(ルミ)は夫のタロウと小学1年生の長男ケンタ、3才のコウタの4人家族です。現在は専業主婦をしていますが、コウタが幼稚園に上がったらパートでも始めようかと思っています。実家は徒歩で10分くらい。実家の親に子育てを手伝ってもらいながら、日々頑張っていました。弟家族も徒歩で20分ほどの場所に住んでいます。いざとなったら皆で助け合っていこう、そんな風に思っていました。しかし、最近長男ケンタのことで学校から連絡が来るようになりました。担任との教育相談に次男を連れて行くことができないので、私は弟のお嫁さん、マコちゃんに次男を預けたのでした。
私はマコちゃんにコウタを預けて、教育相談に来ています。ケンタについて、先生からアドバイスをいただき、家庭でも引き続きしっかりと見守っていく話で落ち着きました。
「コウタに手がかかって、なかなかケンタと2人の時間を過ごせていなかったもんね。学校のこともあるし、しっかりとケンタの話を聞こう」せっかくのケンタとの時間。私はそう考えました。
そうして私たちは手を繋いでたくさん話をして、2人きりの時間を過ごしました。それなのに……。
「お義姉さん、遅くなるなら一言連絡くらいするべきだと思いますけど……」マコちゃんに怒られました。少し時間に遅れただけなのに、なぜ怒られなければならないのでしょうか。
「マコちゃんは子どもが1人だから楽でいいよね……。でもだからこそ分からないのよ。上の子との2人時間がどれだけ貴重かなんて。だから少し時間に遅れたくらいで文句言ってくるのね……」正直、マコちゃんはこちらの苦労をわかっていないとしか思えませんでした。
またコウタを預けなければならなくなったとき、頭に浮かんだのはマコちゃんでした。でもマコちゃんとは前回、少し言い合いになってしまっています。頼みにくいけれど、背に腹は代えられません。私は弟に連絡をしました。
「でもそれはマコには関係ないじゃん」弟の言葉にハッとしました。私の子育てが大変だろうと子どもとの時間を作るのが難しかろうと、マコちゃんは他人でありケンタを預かってくれたのは善意であるはずです。
子どもの数に限らず「子育ては大変だ」ということは、私自身が一番よく知っていたはずなのに……。自分を恥ずかしく思いました。
その後、マコちゃんに謝罪をしに行きました。表面上は許して貰いましたが、きっとマコちゃんは2度と子どもたちを預かってくれることはないだろうし、私に子どもを預けることもしないでしょう。
夫は激務で頼れません。両親も、いつも都合がつくわけではありません。そんななか、私は自分の行いのせいで助け合える存在をひとり失ってしまったのでした。しっかり約束の時間を守ること、自分の都合ばかり押し付けないこと、謝罪や感謝をちゃんと伝えること……。人と信頼関係を築くときに大切なことを改めて思い知りました。今後の人生に活かしていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・塚田萌