いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

お姑さんの「手土産は持ってこなくていい」に隠された、本音と建前とは


義実家との距離が遠い方なら大型連休や年末年始に、距離が近い方なら折に触れて義実家へ行く機会がありますよね。義実家に伺うとき、お姑さんから「手土産とか持ってこなくていいのよ~」と言われた場合、あなたならどうしますか?

ちなみに筆者は結婚したての頃、その言葉を鵜呑みにして手土産なしで遊びに行き、たまたまお菓子が入っているような紙袋を手にしていたところ「あら、ありがとう」と当たり前のように言われ……。それから毎回必ず何かしら持っていっています。大人の建前と本音、使い分けが難しいシーンもありますよね。頼りにしたい旦那さんも当てにならないこともあるでしょう。みなさんはどうしているのでしょうか?

「手ぶらでは行きにくい……」何かしらもってく派

『義実家は同じ町内だけど、お盆・彼岸・正月と……。年に数回しか行かないから、私は手土産は持っていく。「手ぶらでいいのよ~」と言われるけど、それは建前でしょ』

『月に何回か行くけど、手ぶらじゃ絶対行かないな~。家にお邪魔するわけだし、持っていくのは当たり前だと思ってた』

『どんな安いもんでも持ってくようにしてる。たとえ1000円のでもないよりマシかなと』

『いつも有名どころのお菓子だったけど、ある日、奈良漬を持参した。そうしたら「お菓子なんかより良かったわ~」と言われた時はドン引き』

『持ってこなくていいよーとか言ってもらえる人羨ましい。うちは、今日は何を持ってきてくれたのー? とか言われる』

お姑さんから「手ぶらでいいのよ」と言われたとしても何かしら手土産を持っていくというママたち。本音と建前を使い分けされるよりは「今日のお土産は、何?」と楽しみに聞いてくれるほうが、持っていくほうの気分も楽になりそうです。せっかくお菓子を持って行っていたのに「お漬物のほうがよかった」と言われたママもいました。手土産は持っていくこと自体が挨拶のようなものなので、値段に関わらず「あったほうがいい」のかもしれません。

「義実家へ行く距離や頻度による」毎回は持っていかない派

『持ってかなーい! 盆と正月くらいだな』

『義家の距離にもよらない? うちはめっちゃ近くて、結構な頻度で行くから、持っていかないときも多いかも。イベント毎にと、あとはどこか旅行に出かけたときくらいかな』

『うちは本当に貧乏だから、買っていくと怒られる。お土産やお年賀とか仏壇に供える系のは「ありがとう」と言ってくれるから、それだけにしてる』

『仕事休めなくて子どもみてもらったり、ご飯とかもご馳走になるけど、ほとんど持っていかないなぁー。孫に会えるだけで本当に嬉しいんだとか』

義実家が近所にあって、ちょくちょく伺っている場合は、手土産はもっていかない、というママがいました。また、孫の顔を見るだけで嬉しい、と言ってくれるお姑さんをお持ちのママさんもいました。持っていかなくても良好な関係ならば、それでもよいでしょう。

 女の建前と本音は……旦那にはわからないもの

『うちの旦那は、自分の実家には「そんなんいいんだよ〜」とか言うのに、私の実家には何持ってく?とか気にする奴。その気持ちと一緒だっつうの!!』

『うちのは、どちらの実家にも何の気遣いもいらないと思っている旦那だ』

『「うちは、そんなの気にしない家だから」と旦那は言うけど、影で親戚が手ぶらで来てて「そんなのいらないけど常識ない」「お金もないのかしら」などと話しているのを聞いたことがあるから、それなりものを毎回持っていくようにしてる』

なかには、義母が子どもの学校の行事などで近くに寄った際、嫁の実家にまで頻繁にお土産を持ってきてくれていたので「孫に会いに来ているのに、こちらにまでお気遣いなく」と実母が旦那に伝言を頼んだら「あっちは迷惑らしいよ。もうするなって言ってる」と義母に話され、一騒動を起こしてしまった旦那さんまで……。男の人は、女性独特の建前にはやはり疎いのかも? 旦那さんに聞くよりもお姑さんの態度から気持ちをおしはかったほうがいいのかもしれませんね。

義実家と良好な関係を保つためには

義両親の性格や、その家それぞれの風習などもあるでしょうけど、個人的には、手土産あった方が気分的にお邪魔しやすい感じもします。嫁の立場や体裁もあるので、少しにぶい旦那さんにも女社会のご理解をいただきたいものですね。

でも、手土産がなしでもご両親との関係が良好な方はそれで良し! 手土産が毎回の方も、少しの気遣いで良好な関係が保てるならそれで良しとしていいでしょう。ひと昔前には「結婚は、家と家とのつながり」とまで言われていましたが、せっかく何かのご縁で家族・親戚になったわけですから、良好な関係を築けるようにこれからもお互いが気遣っていけるといいですね。

 

文・赤石みお 編集・しのむ イラスト・マメ美

関連記事

「出産に立ち会いたい!」悪気のない義母への断り方
現代ではどちらかといえば、「お嫁さんに気を遣う」という姑世代が増えたと感じています。昔ながらの「嫁にもらう」感覚が薄れたり、嫁姑問題で悩んできた今の義母世代が「自分は(自分の)姑のようにはなりたくない...
所詮他人?義母に大事にされていないと感じる瞬間
結婚すると当事者だけではなく、お互いの家族ともずっと付き合っていくことになりますよね。愛する夫の両親とは仲良くしたいとは思うものの、性格的に合うこともあれば、合わない人も当然いるかと思います。なかには...
嫁姑問題なんて無関係。うちのお義母さん、とっても素敵な人です
何気ないママたちのおしゃべりタイムで、ひとたびお姑さんの話題になると、おしゃべり、というか愚痴は、なかなかに盛り上がりますね。嫁姑問題は全国共通の事柄のようで、ママスタコミュニティにもさまざまなエピソ...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
義母「そんな手土産とか持ってこなくていいのよ~」を信じる旦那