<育児のグチ、NG!?>ひとりっ子バカにした?イラ立った私は……【第4話まんが:サヤカの気持ち】
前回からの続き。私は30代後半のサヤカです。現在3歳になる息子を育てています。初めての育児は分からないことばかりで大変。同じ日に同じ産院で第一子を出産したママ友4人グループで、日々励ましのメッセージを送り合いながら毎日を頑張っています。しかし最近、そのなかの1人エミコさんの「年子3人育児は大変」というアピールが気になって仕方ありません……。
これまでは全く気にもならなかったエミコさんからのメッセージ。しかし近頃は胸に刺さって痛いのです。決定的だったのは、こんな発言でした。私が児童館での出来事を愚痴ったときのこと……。
「きょうだいがいたらまた違ったのかもね」その言葉に私はショックを受けてしまったのです。まるで「ひとりっ子はやっぱりダメだね」とけなされたみたいで……。
結婚前から「できれば子どもは3人欲しい」と話しており、夫もうなずいてくれていました。だから私は当然のように2人目、3人目と授かるつもりでいたのです。しかし息子を出産した後はなかなか次の妊娠に至らず……。どちらかの身体に原因があるのではないかと思い悩んだりもしましたが、今の夫は仕事で疲れきっていてまったく協力的でありません。
3人目ができたという報告は私にとって相当ショックなものでした。そのうえエミコさんに「サヤカさんは? 2人目とかどうなの?」と聞かれ、私は言葉を失ってしまいます。声を絞り出すようにこう返すのが精いっぱいでした。「私は子どもをじっくり育てたいと思っているんだ! だから2人目を作るタイミングはかなり慎重に考えているの」自分でも強がりだと分かっています。私は望んでも授からないのに……みじめで仕方ありません。
メッセージグループでエミコさんから愚痴られるたび、イラついていたのは事実です。ただエミコさんに悪意があったわけではないのもわかっています。年子3人の育児は実際に、私が経験していないような大変さがあるものなのでしょう。しかしこのときの私は、どうしてもエミコさんが許せなくなってしまうくらい追い詰められていたのです。私は感情に任せて傷つけるような発言をしたことをすごく後悔し、激しい自己嫌悪におちいったのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ふみまる 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子