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どんなに叱っても響かない子にはコレ! 仮想電話アプリでドキッ

 

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どんなに言いきかせても耳を貸さない子って、いるものです。毎日同じお小言のくり返しで、言い続けているママのほうがぐったり……なんてお家も。「そんなんじゃ、サンタさんはこないよ!」という手もクリスマス前なら使えますが、今の時期では効果も期待薄。さぁ困った!
そんなママの奥の手として5年前に誕生したのが「鬼から電話」です。親の言うことをきかない子どもに怖〜い「あかおに」から仮想の電話がかかってくるというスマホアプリで、当時は多数のメディアが取り上げ話題となりました。
その「鬼から電話」シリーズ最新作として先ごろ登場したのが、「カッパのガジロウ」。カッパの由来に基づき、子どもだけで足の届かない川や池、海などに行くことを注意し、夏に起きやすい水難事故を予防しようというものです。

日常にいない存在からの電話で、子どもの気持ちに変化が

「鬼から電話」の特徴は、大人でも一瞬ビビってしまうほどの恐ろしさ。いくつかあるキャラクターのうちの一つである「あかおに」は秋田県のなまはげをヒントに作られたものだそうで、「今から行きます」とママに電話をかけてきてさらなる怖さをあおります。現在までに1,000万ダウンロードを突破した子育てサポートアプリなので、すでに使ったことのあるママも多いかも。親が何度言いきかせても効果のないとき、鬼など”日常とは違うもの”から電話がくることで気持ちをうまく変化させるためのツールとして開発されました。

スタート当初に話題を集めたのは「そんな手もあるんだ!」という新鮮さもあった一方、「そんな脅し方をするのは、子どもの教育上よくないのでは?」「トラウマになったらどうするの?!」という批判的な意見もあったためと記憶しています。たしかに自分も「脅して言うことをきかせるようなやり方って、どうなんだろう?」と疑問を抱いたような。「叱らない育児」「ほめて伸ばす」といった教育が主流となっている今だからこそ、よけいに違和感を感じたのかもしれません。

とはいえ自分の子ども時代には地獄の鬼や閻魔さまなど、「圧倒的に怖い存在」がありました。おとぎ話や童話にも「悪いことをすると、こんなひどいめにあうんだ!」という”脅し”の要素がありました。日本各地に伝わる妖怪などの話にも、似たようなものがあります。
ただ、夜でも灯りの消えることがなくなり”妖怪が棲む”暗がりがなくなってしまった今、子どもたちにとって昔ほど「圧倒的に怖い存在」はなくなったように思えます。本来はグロテスクな童話が当たり障りのない内容になってきたことも、遠因としてありそう。

人気のなまはげに続く新作は、リアルさが怖いカッパ

スマホアプリという現在的なツールを通じて”怖さ”を疑似体験するのも不思議な気がしますが、そう考えるとこれも「アリ」。その家庭の考え方にもよりますが、いざという場合の手段として使ってみる価値はありそうです。
ただ、このアプリばかりに頼りすぎるのは効果も半減しますし、本当に叱らなくてはいけない場面でママとしての役目を放棄しているのと同じこと。また過剰に怖がらせてしまったと感じる場合は、ちゃんとフォローを。「ママが守ってあげるから大丈夫。だから約束は守ろうね」と、ここに”安心できる場所”があることを伝えてあげてくださいね。

今回新たに登場した「カッパのガジロウ」は兵庫県福崎町出身の民俗学者・柳田國男氏の著書『故郷七十年』に登場する、カッパのガタロ(河太郎)をモチーフにしたキャラクター。柳田氏の生家にある「辻川山公園」のため池に出没する人形や、リアルなルックスがよくメディアに取り上げられるだけあり、かなり怖い! 夏も終盤とはいえ川や池など、子どもたちが水遊びをしたがるシーンはまだ多そうです。「ちゃんとママの目が届くところで遊ばないと……!」と、無茶をしたがる子どもたちのストッパーになってくれることを期待しましょう。

ちなみに「鬼から電話」シリーズがもっとも効果を発揮するのは、3〜5歳の子だそう。ビビリまくる子がいる一方おもしろがって笑い出す子もいるのだとか。ヒットアプリとなっているのは、我が子がどんな反応を示すのかを試してみたいママの好奇心のせいかもしれませんね。

「鬼から電話」
電話タイトル:「カッパのガジロウ」水遊びのお約束
販売価格:無料(一部アプリ内課金あり)

文・鈴木麻子