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はなわ:第1回 嫁さんは学生時代のマドンナ。全然相手にされませんでした(笑)

はなわさんといえば「佐賀県」の歌ネタで大ブレイクしたお笑い芸人……と同時に、最近では3人の息子さんを持つ「柔道一家」パパとしての顔のほうが、読者のみなさんにはなじみ深いかもしれませんね。
三兄弟のため奥さまが作る特大お弁当、柔道の試合を応援に行ったことなど、ブログにはご家族の様子がひんぱんにアップされています。すっかり”よきパパ”のイメージが定着していますが、そこに至るまでにはたくさんの紆余曲折があった模様。
今回から全8回に渡り、そんなはなわさんの夫として、パパとしての顔に迫ります。

あんなことを言っていたのに、今じゃ自分も「塙」なんです!

■奥さまとは学生時代からの知り合いだったそうですね

中学校のときですね。向こうがひとつ先輩なんですよ。僕は柔道部で、あっちはバレーボール部のエースだったんです。『タッチ』に登場する(浅倉)南ちゃんみたいに誰もがあこがれる先輩で、他の中学校からわざわざ見に来るヤツがいたくらい。僕ももちろんその中のひとりで、部活をサボってバレーボールの試合を観に行ったりしていました。
しゃべったことはなかったです。遠くから見ていただけ。カワイイな、と思っていたんでしょうね。

■話をするようになったきっかけは何だったんですか?

はなわ

これはすごくよく覚えているんですけど、僕は「塙(はなわ)」という名字じゃないですか? 関東のほうから引っ越したこともあって、当時佐賀県にいた「塙」はうちだけだったんですよ。で、その頃『ちびまる子ちゃん』が流行りまして、あるとき彼女が「このクラスに”花輪クン”がいるって聞いたんだけど?」って教室に入ってきたんです。で「僕です、僕です!」って言ったら指差してめっちゃ笑われて「全然花輪クンじゃないじゃん。どっから見ても”はまじ”だよ」。それが最初の会話です。
そこから流れ流れて結婚して、嫁さんが今自分の名前を「塙」って書くじゃないですか? あのときバカにしてたくせに、今じゃ自分も塙じゃねーか!って毎回思うんですよ(笑)。

■そこからどうやってつきあうことになったんですか?

それが……僕も何度か告白のようなことはしたんですけど、まったく相手にされなくて。いろんな人から言われていただろうし、彼氏もいたんじゃないのかな? とはいえ家が近所だったので、犬の散歩で公園に行ったりすると彼氏としゃべっている嫁さんと会うんですよ。うちの犬はすっごく噛むんですけど「さわったら危ないですよ」って言うのに、「大丈夫!」ってさわってくるんですね。でも、本当に噛まないんです。そしたら彼氏も調子に乗ってさわろうとして、噛まれるっていう(笑)。

■賢い犬だったんですね(笑)。では顔見知り程度だった、という感じですか?

そうですね。高校卒業後、彼女は地元の佐賀で働いていたんですけど、僕は芸人になるために東京に行きまして。19歳くらいのときかな? 地元はみんな結婚が早いので友達が結婚することになって、結婚式に行ったら彼女が花嫁の同僚として来ていたんです。そこで久しぶりに再会しまして、一緒に写真を撮ったんです。「これ、送らないといけないし」って口実をつけて連絡先を聞いて、そこからですね。

■どちらから告白したんですか?

はなわ

……うーん、まぁ、それはもちろん僕から言いました。そこから佐賀と東京の遠距離恋愛がはじまるんです。


今のようにメールもSNSもなかった当時の遠距離恋愛。でも気持ちは離れるどころか、ますます強まっていったのだとか。次回はそんな遠距離恋愛時代のお話を中心にうかがいます。

(取材・文:鈴木麻子 撮影:chiai)