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「間違い」は今をあらわす「宝物」―『大人に刺さる園児の名言』を読んで

テレビのことを「テビリ」と言うわが家の娘。

かわいさ故にあえて間違いを指摘していないのですが、言い間違えていたはずの言葉が最近また一つ正しくなっていました。きっと、あと数年したら言い間違いなんてほとんどなくなってしまうんだろうな……。そう思うと、切ないような寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか。

育児中には子どもが発するかわいい言葉や思わず吹き出してしまう言葉、驚くような表現に出合う場面もありますよね。幼い頃だからこそ出てくる可愛らしい言葉の数々、そんな言葉を集めた『大人に刺さる 園児の名言』を読むと、子どもたちの言葉に笑ったりウルっときたりしながらも、ハッと気づかされたことがありました。

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■2歳の子の理由に納得!

もし自分に子どもが2人いて上の子が下の子の指を噛んでしまったら? 出かける時間が迫っている朝だったら、忙しい夕飯時だったら、理由も聞かずに怒ってしまいそうな場面ですね。この本には、2歳の女の子が生後5カ月の妹の指をガブっと噛んでしまったお姉ちゃんの言葉が紹介されていました。

「だって、おいしそうだったんだもん……」

赤ちゃんの手はプックリしていて柔らかくて、思わず食べたくなるのもわかるかも(!?)。噛むことはいけないと一方的に叱りつけず、理由を聞くと、こんなお姉ちゃんの気持ちが表れた言葉だとわかりました。

■余裕がないと気づかない言葉の「意味」

子どものお世話や膨大な量の家事に、慌ただしく過ぎる毎日。忙しさを理由に頭ごなしに叱ってしまい、聞き逃してきた言葉や気持ちが今までたくさんあったかも……とわが身を振り返り、この本を読んでから、さらに子どもとの日々の会話を丁寧に、大切にしようと心がけるようになりました。そんな毎日の忙しさで忘れそうになっていた気持ちを思い起こしてくれる『大人に刺さる園児の名言』。ぜひ読んでみてくださいね。

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文・山内ウェンディ