<バリキャリは嫌われる?>夫婦で納得している家族のカタチ。口出され「絶縁でいい」【第3話まんが】
前回からの続き。私(サチノ)は30代で、夫(30代、アキラ)と年中の息子(ナオト)との3人暮らしです。夫には2つ上(サナ)と3つ上(ユナ)の姉がいて、2人ともわが家の近くに住んでいます。サナさんには年長の息子、ユナさんには小1の娘がおり、日々お付き合いがあります。義姉たちに促され「次回のお出かけ先を遊園地にしよう」と提案するも、私に出張が入ってしまい、義姉たちはご立腹。私がみんなの入園料をもつことでその場は収まりましたが、義姉たちに子育ても家事も夫に丸投げだと批判されてしまいました。すると……。
驚いたことに、私よりも夫の方が義姉たちの発言に激怒したのです。わが家は夫がほぼすべての家事や育児を担ってくれているのですが、夫も私も納得したうえでの現状なのです。夫婦で決めたことなのに、あれこれと口を出されたくないという気持ちが爆発したのでしょう。
「なんかごめん、私が悪いんだよね」私が言うと、「サチノは悪くない。俺の収入や仕事なんて姉ちゃんたちには関係ないから」と夫はまだ怒ってくれています。
夫は「サチノに非はない」と言いますが、義姉たちからしたら、私はいつも子どもたちの遊びを義姉たちや夫に任せ、おまけに自分が企画した会にもドタキャンした女です。
私がまったく悪くないとは言い切れないと思うのです。
「もしそうだったとしても、言っていいことと悪いことがあるだろ。そもそもきょうだいといっても、今は別の家庭なんだ。人の家庭にずけずけ口出しするなんておかしい」そう言う夫の意見も正しいのでしょう。でも、原因が私にあると思うのでモヤモヤしてしまいます。
夫が怒ってくれていることに申し訳ない気持ちになるのは、ある理由がありました。
最初は「日本の奥さんはこうあるべき」を手探りで真似して、家事も育児も頑張ろうとしましたが、まったくうまくいきません。家事も育児も壊滅的に苦手です。
とくに息子が生まれてからは、自分の無能さに辟易するほど。なにひとつうまくできないのに、家事や育児がストレスで寝込んでしまうこともありました。すると夫が……。
夫のこの言葉に、どれほど救われたかわかりません。「私はなんてダメなんだろう」と考えていた私を、その状況ごと変えてくれました。
夫の柔軟な考えがありがたかったです。こうして、夫が家事も育児もメインでやってくれるようになりました。私は今の仕事が大好きで得意なので、お金を稼ぐことに集中させてもらっています。
本当に、私は夫に生かしてもらっているような状態です。だからこそ、大切な夫が家族と絶縁状態となりそうな事態に、またその原因が自分であることに申し訳なさが募ります。
夫はこのまま何もしなくていいとは言うけれど、ほぼ私のせいで今の状況があるわけです。さすがに何もアクションを起こさないのはよくないと思いました。しかしどう立ち回ればうまく収まるのか、私にはまったく検討がつきません。大人なのに情けないです。義姉たちからしたら妻であり母である私が家事や育児をして、夫が仕事に集中するべきだと考えているのかもしれません。親戚付き合いもせず仕事ばかりの私を見た義姉たちは、弟を心配しているのだろうとも思うのです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・塚田萌