<夫、ローンで頭がいっぱい>両家の母がやって来た!注意されたのは、夫か……妻か?【第3話まんが】
前回からの続き。私(カオリ)と夫(イクヤ)はともに33歳で結婚3年目。子どもは1歳の息子(タケル)が1人います。先日、念願の注文住宅を建て、引越しを済ませたところです。晴れて新生活スタート! と言いたいところですが、いつまでも「建売がよかった」と言い続ける夫に悩んでいます。建売住宅がよかった夫は、購入時も打ち合わせのときも不満そうにしていました。家が完成すれば夫の不満も落ち着くかと思ったのですが……。引越し後も「やっぱり建売がよかった」と言う夫と、その発言にうんざりする私で夫婦ゲンカが絶えず、心身ともに疲れてしまいます。
私は気が強い性格なので、つい自分の意見を優先しがちなところがあります。マイホーム購入にあたっては、とくに自己主張が強かったかなという反省はあります。でも一生に一度の買い物です。意見を言わないわけにはいかないし、そうしながらも夫の意見も取り入れたマイホームのつもりでした。やはり私が全面的に悪いとは思えません。しかしそうは言っても夫との関係はひたすら悪化の一途。
そんなモヤモヤを抱えながら、母と義母が新居を訪ねてくる日を迎えたのです。
せっかく両方の母が来てくれたというのに、家の中に険悪な空気が流れます。まるで自分の不機嫌な原因は私にあると、私ばかりを責めるように言う夫に、母としては言いたいことがあるようでした。しかしそれを遮ったのは義母。「どうして話し合いをせずに話を進めたの? 注文か建売かが問題じゃないわよね?」声を荒げて話し出した義母。義母が言うように、私たちが衝突している原因は、この家が「注文か建売か」ではないのです。
母たちに話を聞いてもらい、私たち夫婦はそれぞれのおこないを反省することとなりました。その後、夫とは建てた家への不満を話すのではなく「こんな家にしていこう」「居心地よくするために何ができるかな」という未来の話をしていく約束をしました。まずは夫に家具を選んでもらい、少しでも夫の気に入る空間にしてもらおうと思います。最近の夫は息子と一緒に楽しそうに家具を探しています。そんな夫と息子を見て、私は少し安心しました。マイホームの購入が、私たち夫婦の関係や考え方を見なおすキッカケとなったのです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・べるこ 編集・秋澄乃