<「三角食べ」できない!>「食事のマナーは相手への気配り」わが家が出した答えは……【後編まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私の名前はミオ、アラサーの会社員です。現在、もうすぐ1歳になる娘(ヒナ)の育休中です。先日義実家で食事をしていると、義母から「ミオちゃんは不思議な食べ方をするわよね」と指摘をされてしまいました。たしかに私は昔からおかずを食べ、そのあと汁物を飲み干し、最後に白いご飯だけを食べます。これまで誰からも指摘されなかったのもあり、姉に「自分が食べる物くらい、自分の好きなように食べたい」と愚痴をこぼします。すると姉は私の気持ちを受け止めつつも、「将来ヒナが同じ指摘をされないように、知識として食べ方は教えてあげたら?」とアドバイスをくれました。
大人になったヒナが初デートの食事で彼氏にドン引きされている想像をして真っ青になります……。その日の夜、夫にも自分の思いを話します。夫は「なるほど」と深く頷いてから、こう言いました。
「普段からやっていないと外でも同じ食べ方をするよ?」夫が言うように普段から食べ方を意識して変えていかないとヒナのためにならないとわかっています。しかし――。
私は母と同じく口の中で味が混ざる感覚が、昔からどうしても苦手なんです! 今の食べ方を直したら食事を楽しめなくなる気がします。想像しただけでツラい……。頭を抱える私がかわいそうになったのでしょう。夫が代わりとなるある提案をしてくれました。
夫と私で役割を分担することにしました。夫はヒナが物心つく頃に、毎日の食事の中で少しずつ食べ方について説明をしてもらいます。「ママはおかずを先にぜんぶ食べるけれど、パパみたいにどれも少しずつ食べすすめる方法もあるんだよ」と。私は、お箸のマナーや食器の正しい持ち方、食べるときの姿勢などを教えてあげようと思います。「食べ方以外にも大事なことってあるからね」夫の言葉のおかげで私も前向きに取り組めそうです!
ヒナが大きくなった日のことを思い浮かべます。将来ヒナが「きれいな食べ方だね」と褒めてもらえるような大人になってくれたらとても嬉しいです。相手への思いやりなども含め、自分の知らない食事の仕方を知っておくのは大事なことだと気づかされました。私のように大人になってから指摘されて、恥ずかしい気持ちになったりモヤモヤしたりしないよう、食べ方に限らずさまざまなことを教えていきたいです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・高橋ビッキー