娘の不登校で、子育てノータッチの旦那と意見が分かれた。無理にでも学校に行かせたほうがよいの?
子どもが不登校になると、親も心配で仕方なくなるものです。無理に登校させると、心の傷が大きくなって、ますます学校に行きたくなくなるかもしれません。一方で、旦那さんと意見が分かれる家庭もあるようで、ママスタコミュニティのあるママからこんな相談がありました。
『小学4年生の娘が不登校です。朝からひどく泣くため、無理をさせず休ませたり保健室登校をさせたり、娘のペースで対応しています。不登校の理由は、友達に避けられるから。よくよく聞いたところ、特定の子にこだわっていて、その子から避けられる、他に仲良しの子ができないといったものでした。休みの日は元気いっぱいですが、月曜日になると泣いてトイレにこもってしまいます。それを話すと夫は、「過保護すぎないか? 友達とのトラブルなんてあるあるでしょ? 頑張らせなよ。一生学校に行けなくなるよ?」と言います。夫は夜遅くまで働いていて子育てはあまりしていません。娘への対応も私ひとりです。夫は何かしてくれるわけではないのに、簡単に言わないでほしいです。でも、無理をさせてでも学校に行かせた方がよいでしょうか?』
小学4年生の娘さんは、友達とのトラブルが原因で不登校になったそうです。他に一緒に過ごす友達がおらず、1人ぼっちになると学校に行きたくないと思ってしまうそう。そうした娘さんの気持ちを投稿者さんは寄り添っていますが、旦那さんからは厳しい意見が出ています。それに納得できない部分があるものの、このまま不登校が続くことへの不安もあるようですね。他のママたちからも、さまざまな意見が寄せられています。
どこかで踏ん切りをつける必要がある?
『無理に連れ出すのはよくないけれど、ずっと休ませるのもだめだよ。どこかで線引きは必要だから、旦那さんも間違ってはいない』
友達とのトラブルで学校に行きたくない娘さんの気持ちを考えず、強引に学校に行かせるのは好ましくはないでしょう。しかし、このままずっと学校に行かない状況が続くのも悩ましいことですよね。旦那さんも、ずっと学校に行けなくなることを危惧していますが、その意見に共感するママも。投稿者さんは、お子さんの意見を尊重し学校を休ませている状況ですが、そのことに対して厳しい意見もありました。学校を休めば娘さんも嫌な思いをせずに済み、トラブルも大きくならないでしょう。しかし、現状のままでは問題は解決されません。どこかのタイミングで気持ちの整理をつける必要もあるのでは? といった意見もあります。
『うちは「とりあえず学校に行って、ダメだったら保健室に行って早退しておいで」と送り出したことが何度かある。行ってしまえば大丈夫だった。腫れもの扱いするのも深刻になりすぎてしまいそうだから、あえてあっけらかんと対応している。本当は心配だけれどね』
不登校気味のお子さんがいるママからは、保健室に行ったり早退したりするのをOKにして、学校に向かわせたという経験談が寄せられました。心のなかでは不安でいっぱいですが、それを顔に出さないようにしたようですね。子どもへ気遣いはするものの、それが大きくなり過ぎないにようにすることも大切かもしれません。
今後、投稿者さんができることは?
『カウンセリングを受けてみたり、投稿者さんが「お友達」の役になって、お子さんが友達と関わることができるように家で練習をしたり。「遊ぼう」「えー、無理」と言われたときの対処法を考えたり、「いいよ」と言われたときに何をして遊ぶかアイデアを出し合ったりしてみては?』
学校には定期的にスクールカウンセラーが来校する場合もあります。そのタイミングで、カウンセリングを受けてみるのもよさそうですね。親には言えないことも、カウンセラーの先生には話せるかもしれません。何かしら問題解決の糸口が見つかる可能性もあります。他にも、友達とのやりとりの練習をするのもよさそうです。遊びに誘って断られた場合の対処法はもちろん、OKになったら何をして遊ぶのかを考えておくのも、友達との会話がスムーズになってよい練習でしょう。実際の友達とのやり取りを想定し、焦らずに落ち着いて対処できると自信が持てれば、お子さんの気持ちも穏やかになりそうですね。
学校以外に目を向けさせるのもよいのでは?
『学校以外の世界を作ってあげたら? 学校が娘さんにとって全ての世界になっているから、特定の子にこだわってしまう気がする』
『フリースクールや不登校の子たちが集まるような場所へ連れて行ってみたら? お子さんは友達をつくる力が弱いみたいだから、いろいろな場所へ連れて行って、友達をつくる練習をするとか』
無理矢理学校に行かせるのは、お子さんの心の傷を大きくしてしまうかもしれません。かといって、ずっと家にこもっているのも心配ですよね。学校に行けないならば、違う居場所を探してみてはいかがでしょう。もしかしたら近隣にも、学校に行けない子どもたちが集まれるような場所があるかもしれません。他にも、不登校の子どものために特別カリキュラムがある学校に通うという方法も。たとえば、教科にとらわれない個々の関心や意欲に応じた体験的な授業があったり、自分が興味を持ったことについて自ら探究したりできます。こうした「学びの多様化学校」と呼ばれる学校は、公立学校14校、私立学校10校と全国で24校あります。(令和5年の設置状況)
また、こうした情報収集のために学校や自治体などに相談をすることも大切でしょう。旦那さんにもこうした選択肢があることを相談し、改めて話し合ってみてはいかがでしょうか。無理やり学校に行かせるか否か、だけではない方法もあります。さまざまな選択肢を検討しながら、お子さんのペースで少しずつ進めていけるとよいですね。
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