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年の離れた姉妹がいる場合、成人式の振袖は購入するかレンタルするか、どちらがいい?

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手塩にかけて育ててきたわが子も、気がつけばすっかり大きくなり大人への階段を着々と登りはじめている……。そのような成長するわが子について、気になるお悩みのひとつといえば「成人式」。女の子をもつママは、成人式当日に着用する振袖をどうするか、できるだけ早く決めなければいけませんよね。今回ママスタコミュニティに寄せられたお悩みも、まさにわが子の成人式に着せる振袖をどうするかについての質問でした。

『娘の成人式の振袖を、購入するかレンタルするかで迷っています。年の離れた妹がいるので、2回レンタルするぐらいなら一着購入した方がいいのではと周囲から言われています。皆さんは購入かレンタル、どちらにされましたか?』

娘さんが1人であればあまり悩まなかったかもしれませんが、年の離れた妹さんがいるため、購入するかレンタルするかを決めかねている投稿者さん。2回レンタルするぐらいなら、思い切って1着購入したほうがいいのではと悩む気持ちもわからなくはないですね。どちらがいいのか、ママたちの声を見てみましょう。

ママたちの回答は「レンタル」が優勢

ママたちからのアドバイスを求めている投稿者さんは、レンタルするか購入するかでアンケートを取りました。まずはその結果を見てみましょう。

『レンタルする:78%
購入する:22%』

アンケート結果は「レンタルする」が優勢となりました。このような結果になった理由について、それぞれを選んだママたちの声を見てみましょう。

「レンタルする」を選んだママたちの声

まずはママたちの支持が多かった「レンタルする」についての声から見てみましょう。

購入すると保管や管理、手入れなどの手間がかなりかかる

レンタルすることを選んだママたちが強調していたことは、購入した振袖の保管や管理などについての大変さでした。

『投稿者さんが着物の取り扱いに慣れていて、自宅に振袖を保管できる環境があるなら買ってもいいかもしれない。でも着物の扱いに慣れていないのであれば、レンタルにして、姉妹それぞれ好きな振袖をレンタルしたほうが安上がりだし楽だよ』

振袖を購入すると、保管や管理にかなり手間がかかりますよね。保管のためのスペースも必要になりますし、正しく丁寧に手入れ・保管をしておかなければ振袖が傷んで台無しになってしまう可能性もあります。クリーニングに出すにも一苦労しそうですね。

着物の扱いに慣れていればいいですが、難しいようであれば、レンタルにして大変な部分を一手に引き受けてもらったほうがよさそうだとママたちは話しています。

『絶対にレンタルをオススメします。購入してしまうと、成人式が終わった後も保管し続けないといけない上に、定期的に手入れもしなくてはいけません。私なんて100万円で購入した着物なのに、2回しか着る機会がなく、捨てるに捨てられないでいまだに実家にあります。レンタルにしておけばよかった……』

高額なお金を払って購入しても、なかなか着る機会がなくもったいないという点も気になります。

普段使いできる着物なら機会を作ればお出かけ着にできそうですが、振袖となると着る機会も制限されますよね。もしイベントごとに着ておでかけしたいなら、レンタルにしたほうがいろいろなデザインを選べて楽しいといった利点もありそうです。そういった意味でもレンタルに軍配があがるのかもしれません。

姉妹でも好みが同じとは限らない

上の娘さんのために振袖を購入したとなると、妹さんはお下がりを着ることになるのでしょうか。妹さんに選択肢や決定権がまったくないというのは、ちょっとかわいそうな気がしますね。時期は違えども、成人式はそれぞれにとっておめでたい日。できれば妹さんは妹さんで選んであげてほしいとママたちは考えているようです。

『姉妹でも好みも違うだろうし、ましてや姉のときに購入したら妹は選べないわけだよね。それはかわいそうすぎる。買うならどちらにも買ってあげないと。でも2着も要らないし買いたくもないなら、それぞれに好きな振袖をレンタルしたほうがいい』

『レンタルかな。姉妹それぞれ好みが違うし、流行りもあるしね』

筆者の友人の着物好きさんから聞いたことがあるのですが、振袖には流行りや柄の系統があり、似合う・似合わない以外に着る方の好みもかなり左右されるのだそう。

ハートやバラの花などをあしらった今風の「現代柄」や、日本の伝統的なデザインを踏襲した「古典柄」、最近では現代柄と古典柄をうまくかけあわせた、モダンレトロな「新古典柄」などがあるそうです。またそのときどきの時代によって柄や色の流行りなどもあるのだとか。このような点からも、そのときどきで選ぶ方がよさそうですし、姉妹間の不公平さもなくなりそうですね。

「購入する」を選んだママたちの声

『実家のお得意先の呉服店で購入しました。はじめて見に行ったときに、娘の大体の好みや色や柄を伝えておくと買い付けに行ってくれます。それで、買い付けてきてもらった着物を見せてもらい、娘が気に入った振袖を選びました』

『代々買っているお店があるので、そこで購入しました。わが家は着物が身近なものなので、取り扱いもなれています。産着にはじまり七五三や十三詣や浴衣などずっとあつらえてきているので、成人式も同じ感覚です。振袖は着付けに何人か必要にはなるけれど、もっていれば思い立ったときに着せられるのでいいですよ』

購入すると話すママたちの声を見ていると、着物慣れしている雰囲気がビシバシ伝わってきました。代々着物を購入している呉服店があるほどですから、ご自宅にも着物が何枚もあるのかもしれませんね。またママご自身が着付けをできるのであれば、ちょっとした行事やあらたまった外出などでも、気兼ねなく着物で外出できそうです。着る機会が幾度となくある状態であれば、レンタルよりも購入したほうがコスパもよさそうですね。

このように、振袖や着物が日常的にあるご家庭の場合は、「どうせなら買った方がいい」という決断がしやすいのかもしれません。

子どもを含めたみんなの意見を聞いてから決めてもいいかも

子どもから大人へと成長する段階で大きな節目となる「成人式」。二度あるものではないので、親も子も納得がいく選択をしたいものですね。予算もそうですが、祖父母などのご親族の希望も影響しそうな問題ですので、関わる人にも購入・レンタル、どちらがいいかを相談してみてもよさそうです。また、メリットやデメリットをしっかり理解した上で、娘さんたちにも意見を聞いてみてはいかがでしょう。

お金を出すのは親や祖父母かもしれませんが、振り袖を着てハレの舞台に上がるのは娘さんです。実現するかどうかはさておき、希望や意見ぐらいは聞いてあげてもいいと思います。娘さんももう成人式を迎える大人の女性。ひとりの個人として意見を尊重してあげることで、おとなになる自覚も芽生えるかもしれませんよ。

文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

【つぎ】の記事:<大学生の娘がデキ婚!?>母子ふたりの生活「娘は私のタカラモノ!」必死で働く毎日【第1話まんが】

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