<一瞬の隙をつく悲劇>小さな子どもに閉め出されるって、子育てあるある?レスキュー要請も!
子育てをしていれば、一度や二度はわが子の行動にギョッとした経験があるのではないでしょうか。ティッシュの箱が空になるまで全部抜き出されたり、固定電話の設定を勝手に変更されたり……。笑える程度のものならまだしも、ママがパニックになるほどの仰天行動だってありそうです。
今回ママスタコミュニティに寄せられたのは、小さな子どもによる”閉め出し”についてのトピックでした。
ベランダで洗濯物を干していたら……。閉め出しってよくあるの?
『よく見聞きするのが「洗濯物を干していたら、ベランダに閉め出された」「外に出た一瞬に、玄関ドアの内側からロックされた」。小さな子どもに閉め出されるって、子育て”あるある”なの?』
投稿者さん自身は経験がないようですが、たしかにそうした事例は”あるある”のひとつとされているようです。集まったコメントを見ると「ないない。周りでもそんな話、聞いたことがない」というものから、「あるあるだよ」というものまでバラバラ。どうやら経験にはかなりの個人差がありそうです。
こんなコメントもありました。
『しつけが悪いよ。「ママを閉め出したらダメだよ」と、言い聞かせておけばいいだけ。イタズラ好きな子って、思いやりが足りないのでは?』
しつけの問題でしょうか。ママが困ることがわかって閉め出すなんて、イタズラの度を越しているようにも思えますが……?
『しつけているから、逆に閉め出されるんだよ。「鍵は必ずかけること」と毎回教えているから、玄関に入ったらすぐかける。それで自分以外の人間が閉め出される。そこで「かけないでね」と言っておけば大丈夫だけど、言い忘れるとやられる』
「うちもあった」という体験談で目立ったのは、お子さんが2〜3歳頃のエピソードでした。それくらいの子どもたちは単純なことなら理解できても、少し複雑なことになるとまだ難しいのかもしれません。”鍵はかけるもの”という考えで頭がいっぱいになり、前後のことは考える余裕がない可能性もあります。なんでも真似したがりの年頃だけに、「大人がやっていることの真似じゃない?」といった推察もありました。
まさか、そんなことが?一瞬の油断をついて起きる悲劇
子どもと一緒に家に入ろうとしたときだけでなく、同じ「玄関から閉め出された」エピソードにもさまざまなパターンがあるようです。
『外出しようとしてベビーカーを出していたら、一瞬の隙にやられた』
『上の子のところに届け物に来てくれた同級生が、家がわからなかったようで素通り。その様子を見てあわてて外に出た一瞬で、下の子に鍵をかけられた』
鍵がかかるのは、本当に一瞬。コメントをくれた方は「本当にあるのかと、驚いた」「話には聞いていたけど、まさかと思った」と、口を揃えます。
『月1の朝の除草作業が終わり、帰宅しようとしたら目の前で玄関を閉められた。ただ途中で引っかかったのか「開けてー開けてー」と言ったら、開けてくれた』
『わざわざ玄関にステップ台を持ってきて、鍵をかけられたよ。その後ウロウロしていたみたいだけど、そのうち気づいてまたステップ台を持ってきて開けてくれた』
ママを困らせたいわけではけっしてなく、悪気もない。でも、かけてしまう。カチャッとロックがかかること自体も、子どもの興味を引くのかもしれません。
ステップ台を使って開け閉めされた方は、玄関の外にゴミ箱を設置していたので日頃から気をつけていたのだそうです。常にエプロンの中に鍵を入れておいたのに、たまたま入れ忘れたときにやられたのだとか。余計にショックが大きそうです。
『荷物の配送に来てくれたイカついお兄さんと話していたら、3歳の子に玄関の鍵を閉められた。身の危険を感じたんだと思う』
こんなコメントもありました。怖いお兄さんが家のなかに入ってこないようにするための、予防策だったのかも? お兄さんと一緒にいるママのことまでは、気が回らなかったようです。
とくに多いベランダ閉め出し。頼みの綱はお隣さん?
玄関の鍵以上にたくさんのコメントが届いたのが、ベランダの鍵についてのエピソードでした。
『7階のマンションのベランダでロックされた。北海道だから、冬だったら氷柱になっていたと思う』
『スマホも持っていなかったし、住んでるのが5階だったからとにかく「開けて!」ってジェスチャーをした。真夏じゃなくてよかった』
その後どれだけの時間ベランダにいなくてはいけないかを考えると、閉め出された日の気候は大きいですよね。「雪の日に、庭に積もった雪の写真を撮ろうとしてベランダに出たら」という不運が重なった方もいました。
また、閉め出された際にスマホを持っているかどうかも大きいよう。持っていたことで事なきを得た方のコメントもありました。「一度やられて以来、ベランダに出るときはスマホを持って出る」という声も。
『3階から木をつたって下に降り、実家まで裸足で走った』
おそらく玄関の鍵も閉まっていて、家に入れなかったのでしょう。実家が近所だったことでどうにか救われたようです。
実体験だけでなく、目撃談も少なからずありました。
『隣のダンナさんが閉め出されて、ベランダから救急隊に助けてもらっていた。消防車2台、パトカー1台、自転車に乗った警官まで来て「何事?」と思った』
ご自身で「レスキューを呼んだ」という方もいます。子どもの”うっかり”が、大事になってしまう場合もあるのですね。
『団地に住んでいた頃。私がベランダに出たタイミングで、下階から「○○ちゃん開けてー」って、子どもに訴える声が聞こえてきた』
『マンションなんだけど、閉め出されたお隣さんが私がベランダに出たタイミングで「助けてください」って』
お隣さんはいつかチャンスがやってくるまで、ずっと待っていたのかもしれません。ベランダの閉め出しはそのほとんどを集合住宅が占めたので、日頃からのご近所づきあいが大切になりそうです。
「まったく経験がない」というコメントもありましたが、事態が大事になる可能性もある”閉め出し”。「うちは絶対に大丈夫」という油断は禁物です。玄関の先やベランダなどほんの一瞬でも外に出る際は、スマホや鍵を携帯していくのがおすすめです。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・なかやまねこ
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