<大学生の娘がデキ婚!?>念押ししたのに!約束を守らなかった娘「出ていきなさい」【第4話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はシズカ。元夫と離婚して必死で娘のアンナを育ててきました。やがて大学3年生になったアンナは突然「大学を休学させてほしい」と言い出します。4才年上の彼氏(ソウタくん)とのあいだに子どもができたと言うのです。2人が付き合い始めたとき「卒業までは学業優先。間違っても在学中に妊娠、結婚なんてことにならないように」と、あんなに念押ししたのに……! 私は怒りに震えました。
アンナにとったら残酷な言葉かもしれません。けれど私は、お腹にいる赤ちゃんよりも目の前のアンナの人生が一番大切なのです。
怒りがおさまらない私は、さらにアンナを追いつめます。「どうしても産みたいって言うなら、大学3年間分の学費を返して、この家から出ていきなさい! 今までの分も、これからの学費も、全部ソウタくんに払ってもらいなさい。私はもう知らないから」私に突き放されたアンナは、泣きながら家を飛び出してしまいました。
アンナがいなくなり、さっきまで2人で囲んでいた食卓に私は1人で取り残されました。アンナとの日々を思い出し、涙が溢れてきます。夫と離婚して、ずっとひとりで頑張ってきたつもりでした。父親がいないぶんアンナには不自由をさせないように、アンナが望むことはなるべく叶えてきたつもりだったし、奨学金なしで大学まで進学させようと必死で朝から夜まで働いてきました。それなのにどうして……!
「子どもの人生は子どものもの」それはそうでしょう。だからアンナが在学中に妊娠しようが、出産をしようが、それは「アンナの人生」です。けれどアンナは「学生のあいだは中途半端なことをしない。学生のうちは親に養ってもらっているってことを忘れないように」と、私と約束していました。私にとっては、何よりも守って欲しい大切な約束だったのです。それを裏切られた今、どんな顔でアンナを受け入れればいいのか分かりませんでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子