<コロナ禍で失ったもの>友達?若さ?この3年間でなくしたものはあるけれど、得たものだって大きい!
令和5年5月8日、新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザなどと同等の「5類感染症」になりました。この移行に伴い、なんとなく「そろそろ終わりかな」と感じている人は多そうです。実際はまだまだ終焉していないと知りつつも、「ここまで辛かったな」「みんなよく頑張ったよね」といった達成感があるのもたしかですよね。
それはママスタコミュニティに集う方々にとっても同じようです。
気軽に人と会えなかったコロナ禍。その結果……?
『コロナ禍の3年間で失ったものってある? 私は、友達』
「5類感染症」移行目前のある日、こんなトピックがあがりました。投稿者さんはコロナ禍になって以来、昔からの友達や定期的に会っていたママ友からの連絡がピタリと絶えたそうです。「今も連絡がないし、私からもしない」といいます。
寄せられたコメントのなかには、投稿者さんに共感するものもありました。
『地元の子たちとのプチ同窓会がなくなった。1対1では会わないけど、飲み会なら集まるような感じだったやつ』
『交友関係が淘汰された感はある。コロナ禍以前から遠慮があったり、本音でつきあえていなかった人とは、今さら連絡を取りにくい』
ちょっと無理してつきあっていた相手か、好きで本当に会いたかった相手か。自分にとって相手がどんな存在だったのかが、この期間ではっきり見えてきたようです。コロナ禍でも大切にしたい相手とは「定期的にLINEで連絡や、リモート飲み会でつながっていた」という人もいました。
『つきあいがシンプルになってよかった。役員づきあいや飲み会などはそのまま失いたい』
むしろ「失ってすっきりしている」という声も少なくありません。気が進まない人づきあいは時間もお金も無駄でしかないと、改めて気づいたようです。
これからの人生、どうする?かけがえのないものを失くした人も
失ったものは、まだまだあります。
『ダンナの給料かな。コロナ禍の影響で受注が減り、残業が少なくなった』
『貯金。ダンナの収入が約半分になり、貯金を切り崩して生活。ボーナスもガクッと減額した』
「いまだに元の給料には戻っておらず、先行き不安」といいます。飲食業界や旅行業界だけでなく、コロナ感染症で何かしらのあおりを受けた業種は少なくないでしょう。
『お金かな。衛生用品の価格が高騰したり品薄になったりで、手に入れるためにかなりのお金を使った』
マスクやアルコール消毒液などが品薄になり、それまでの数倍の価格になったこともありました。それでも感染への不安から、「買わなくていいや」とは思えなかったですよね。収入は減ったのに支出は増えるという、なんとも苦しい状況だったはずです。
『仕事。10年以上働いていた飲食店だったんだけど、店をたたむことに。わりと有名な老舗だったのに』
せつないコメントが続きます……。
『親と過ごす時間。実家に帰る機会がぐっと減り、そうこうするうち父親が施設に入った』
気軽に帰省できなくなったことで失ってしまった、家族との時間。コメントをくれた方は「母親が動けるうちに、これからは旅行に行ったりしたい」といいます。一緒に楽しく過ごせる時間は有限であることに気づかされたようです。
脂肪は増えたけれど。自分のなかにもあった大きな変化
自分自身に変化があった方もいました。
『若さ。この3年間で一気に老けた』
どの人もみんな同じ3年間だけ歳を重ねているはずですが、アクティブになれなかった日々がさらに加齢を加速させてしまったのでしょうか。「肌のハリ。マスク生活で顔がたるんだ」などというコメントもありました。
『スタイル。家にいる時間が長かったから、食べてはダラダラしていた。もう痩せられない』
代わりにゲットしたのは脂肪です。
『体力。引きこもりになったし、他者との接触を避けて車移動ばかりしていた。今は何をするにも、息絶え絶え』
電車を避け車移動になった方は他にもいましたが、一度慣れてしまった車の快適さになかなかサヨナラできないよう。当然、体力は落ちますよね。
『人に対する信頼。「この人の衛生観念はどうなの?」「私と同じくらい気をつけている?」などと考えだしたら、人と接するのが苦痛になった』
一緒にランチしながら一方は一口食べたらすぐマスク、一方は気にせずそのまましゃべり続けるなど……。「こんなに神経質な人だったんだ!」「こんなに適当なの?」と驚いた経験がある人もいるかもしれません。それまでは気にせずつきあっていた相手でも、実は価値観がまったく違っていたことに気づかされた人もいそうです。
なくした代わりに、手に入れたもの。コロナ禍の副産物
失ったものを嘆くだけでなく、逆に「得たものが多かった」というコメントも少なからずありました。
『旅行や外食をしなかったから、コロナ禍でお金がめちゃくちゃ増えた』
否応なくガマンしなくてはいけなかった状況のなか、いつのまにか貯金が増えていたようです。
『無駄を削ぎ落としたら、余裕が生まれた』
本当に大切なもの・ことだけを取捨選択していった結果、生まれた余裕というわけです。コロナ禍当初は「できないこと」や「なくしたこと」ばかり否定的に考えていたのかもしれませんが、実は「しなくてもいいこと」もありましたよね。
『在宅ワークという産物ができた。親を頼れない私からしたら、助かった』
自宅で堂々と仕事ができるようになったことで、わが子の預け先に悩まなくても済んだようです。バリバリ働くママにとっては、コロナ禍が終息しても、なくなってほしくないことのひとつでしょう。
こんなコメントもありました。
『失ったものはない。コロナ禍の3年を耐えることができたから、これからなんでも頑張れる気がする』
本当に誰もがよく耐え、頑張った3年間。これを乗り越えることができれば、大きな自信を得られそうです!
いくら「5類」に移行したからとはいえ、今度も流行を繰り返すことが予想されているコロナウイルス感染症。それでも”自信に溢れた明るい未来”が来ることを信じ、これからも頑張っていきましょう!
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・Ponko
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