<結婚式の思い出>日取りも式場決めも出しゃばる義実家にモヤモヤ。口を出すならお金も出して!
ふたりの人生の新たなスタートとなる結婚式。当然主役は新郎新婦のはずですが、家族があれこれ希望を出してくることもあるでしょう。新郎新婦にとってはお互いの家族が「本当はこんな人たちだったのか!」と、知るきっかけになることもありそうです。
かつて挙げた自分たちの結婚式を振り返ったトピックが、ママスタコミュニティにありました。どうやら投稿者さんは義両親から結婚式について口出しされたことに、今でも不満を抱いているようです。
結婚式の主役はふたりじゃないの?口出ししてくる義実家
『義両親は1円も出してくれなかったくせに、口だけはものすごく出してきた。最近義妹が結婚式をすることになったんだけど、またなんだかんだ口出ししているみたい。義妹がキレていた。自分たちはお金を出さないのに、なんで口出しするんだろう? うちの実親はまったく口出しせず、お祝い金までくれたのに』
義実家側の親戚が多かったため「自分と関わりの少ない親戚は呼ばない。仲のよい親戚を呼びたい」と言った新郎に対して、「そこは呼ばなくてもいい」。ふたりが選んだ引き出物を「そんなに高くなくていい。式場で頼むと高いから、私たちが準備してきてあげる!」。段取りから始まりあれやこれやと口出しされたそうですが、「当時は猫をかぶっていたから、言いたいことが言えなかった」と投稿者さんはいいます。
同じように「口出しされてモヤモヤした」という方は少なくないようで、コメント欄には共感の声が並びました。
『式場も料理の内容もゲストも引き出物も、義母が決めた。義実家の見栄のためでしかない結婚式だから、やりたくなかった』
「打ち合わせには、いつも義親が同伴していた」というコメントすらありました。よほど自分たちで息子の結婚式を仕切りたかったようです。
『夫が「お金がない」と言うから遠慮していたのに、後から「料理のグレードを上げろ」「親戚の着付け代も出せ」など次々費用を増やしていった。ふたりで決めたことをくつがえされるのが、すごく嫌だった』
ふたりの結婚式のはずが、いつのまにかその親のための結婚式に……。気分を害して当然ですよね。
口を出されてモヤモヤするのは、お金を出してくれないから?
実家と義実家。投稿者さんの場合、口出ししてきたのは義実家のみでしたが、コメントを見るとそれ以外のパターンもあるようです。
『義実家は口出し一切なし。お祝い金はたくさんくれた。うちの母親は言いたいことをいろいろ言ってきたけど、嫌なことは拒否。実の親子だからできることだよね』
『私は両家に口を出された。義親に一番腹が立ったのは、勝手に披露宴会場を変更されたこと。実親に腹が立ったのは、招待客。呼びたかった友人の代わりに、何十年も会っていない親戚をリストに入れられた』
片方の家の口出しだけでも煩わしいはずですが、両家からとなればかなり大変そうです。両家の意見がぶつかり、険悪になる可能性もあるのでは?
『義母がやり手だから気が小さいうちの母は丸め込まれてしまい、見ていられなかった。「常識ですよ」という義母に、苦笑いばかりしていた』
親のそんな姿を目にするのは、心が痛むでしょう。うれしいはずの結婚式も、憂鬱(ゆううつ)になってしまいそうです。
『義実家はお金も口も出さず。実親はお金は出さず「理想がある」とかで、口だけ何度も出してきた。叶えてほしかったら、お金を出してよ』
多くの人がモヤモヤのポイントに挙げたのが、お金。結婚式にかかる費用は、決して安くはありません。あれもこれもと欲張って希望すれば、その分お金がかかるのです。口出しするのなら、その分のお金も負担してほしくなりますよね。
結婚式を仕切るのは新郎の親?古い価値観はもういらない
なぜ主役ではない親たちが、口を出してくるのでしょう?
『結婚する→嫁にもらう→夫側の家に主導権がある。そういう理論になっているんだと思うよ。義父母の世代はそれが当たり前だったし』
結婚が「家と家との結びつき」を意味するものだった、親世代の価値観がまだ根強く残っている場合もありそうです。”嫁”という字そのままに、男性が自分の家に女性を”もらう”感覚も同様です。となれば結婚式は、新郎家のメンツがかかった特別な場。とにかく口を出して、自分たちの思い通りにしたくなるのかもしれません。
結婚式が25年前だったという方からは「親が費用を払うのが、主流の時代。招待状も親の名前で出した」というコメントも。そこから考えると口出しされる理由もわからなくはありません。しかし今は、時代が大きく変化しています。
『「長男の結婚式だから」と、なんの相談もなく義母に勝手に式場を予約された。せめて日取りくらいは相談してほしかった。なのに義妹が結婚するときは「全部ふたりで決めたらいいのよ」とよい母親ぶっていて、余計にムカムカした』
息子のときは口出ししても、娘のときは口を出さない家もあるようです。「数年後にあった義妹の結婚式。会場は私達が猛反対された場所だった」というコメントも。全体的に見ても自分の実家より、義実家から口出しされた人のほうがかなり多い傾向にありました。
『義親はお祝いを1円もくれないくせに「この式場は?」とパンフレットまで持ってきた。こんな親にはならないように気をつけたい』
かつては家同士を結ぶ意味合いが強かった結婚ですが、今ではその感覚は希薄になりつつあります。「口出ししすぎる親」は、もう過去のものになってもよいのでは? 自分の結婚式で嫌な思いをした人は「わが子が結婚するときは、こんなことはしない」と、義実家(実家)を反面教師にしたいものです。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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- 結婚式挙げた人。実親、義親は口出して来た?