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<お母さんごめん>かつて大人たちにだってあった「反抗期」。今は懺悔が止まらない!その中身は?

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思春期と重なることも多いわが子の反抗期に、手を焼くママは少なくありません。「もう親をやめたい」「わが子なのに嫌いになりそう」などのせつない叫びも、ママスタコミュニティでよく目にするところです。

とはいえそんなママ自身だって、かつては今のわが子と同じような反抗期を通ってきたはず。一体どんな反抗をしてきたのでしょうか?

親は何も悪くない。それはわかっているけれど……

今回あがっていたのは、「みんなが親にやったことのある反抗って、どんなもの?」というトピックでした。

『私は「フライドポテトを揚げて」と言って揚げてもらったけれど、油が多かったのが気に入らずにブチ切れて一口も食べなかった。思春期はそんなことばっかり』

投稿者さんの告白です。「私もいざ親になってみると、自分の親はよく何も言わずにガマンしていたなと思う。本当に申し訳ない」と、今では深く反省しているようです。

同じように理不尽な言動をしていたと懺悔するコメントが、トピックに集まりました。

『朝が苦手で、話しかけられたくないタイプ。でも母親はおしゃべりで、いつでも元気なタイプ。朝からテンションマックスで話しかけられて、イラッとして弁当箱で殴った』

『学生時代はアトピーがひどくて、膝裏がとくに荒れていた。遅刻して登校する途中で補導員に捕まり、「膝の裏、どうしたの?!」としつこく見られて、ブチッ。学校に行く気がなくなりそのまま帰宅して、母親に当たり散らした』

お母さんたちは、何ひとつ悪いことはしていません。それなのに手を出されたり、当たり散らされたり……。もしかすると当時のお母さんたちも「もう親をやめたい」と感じていたかもしれませんね。

親の愛情が詰まったお弁当。わざと置いていくのは、なぜ?

集まったコメントのなかでとくに目立ったのは、お弁当絡みのことでした。

『お弁当を作ってくれてたのに、わざと持っていかなかった。それを数日繰り返した。今思えば本当に申し訳ない』

『お弁当が完成するのがギリギリ過ぎて、イラついたからいつもより少し早く家を出た。母親はチャリで爆走して、私が駅に着く前にお弁当を届けてくれた。本当に私って最低』

この方は通っていた高校が遠いので、毎朝6時半過ぎの電車に乗っていたそうです。おそらくお母さんはお弁当作りのため、いつもかなりの早起きをしていたはず。「素敵なお母さん。でも思春期はそのやさしさがわからずに、ウザく思えちゃうんだよね」という感想も寄せられました。

無視したり口答えしたり……今だったら許せない?!

「親を無視するようになった」というコメントも、いくつかありました。

『学校の話とか、一切しなかった。「どうせ興味ないくせに」「私の気持ちも理解できないくせに」と思っていたから』

何も話してくれなければ、気持ちが理解できないのは当たり前。今ならそれがわかります。

『注意されたらいちいち口答えしていたし、叩かれたら叩き返していた』

『10年ぐらいまともに口をきかなかった。話しかけてきても無視とか、睨むとか』

何か尋ねても「別に」とだけ答えるか、無視。たまにしゃべったかと思えば、憎まれ口ばかり。今わが子がしているのと同じような態度をとっていた人もいそうです。とにかく”親がウザくてたまらない”のは、いつの時代も同じなのでしょう。

『自分の持ち物に名前を書け書けと言われ過ぎて、イライラして母の大事なカバンに油性ペンで母のフルネームを書いた(笑)』

例えば特別な日に買ってもらった、とっておきのブランドバッグ。今もし自分がこれをやられたら、許せる自信がない人もいるのではないでしょうか。

「学校をサボった」「家出した」などのコメントも複数ありましたが、なかにはこんなかわいいものも。

『毎年行っていたキャンプに「行かない」って言った』

「反抗期はなかった」という人もいました。やはりこのあたりは人それぞれのようです。

「理由なき反抗」だけではない。その裏に深刻な理由がある場合も

親の立場からすれば理不尽と思える反抗も多かった一方、その背景にちゃんとした理由のある反抗もありました。

『作ってもらったお弁当をわざと置いていったり、持って行っても一口も食べずにそのまま流しに置いたりした。私がそうやるときは父親に手を出されているのに助けてくれなかったり、私の部屋に勝手に入ってあれこれ漁った形跡があったとき』

『食器をわざと落として割ったり、ワガママを言ったりした。親は妹ばかりをかわいがり、いつも「お姉ちゃんだからガマンしなさい」と言われ続けていたから』

「親が過干渉だったから」「頭ごなしに怒るから」などのコメントもありました。とかく子ども側だけに原因があるように考えられることも多い反抗期ですが、それだけではないようです。それまでは子ども自身が幼すぎて気づかなかった親の欠点や理不尽さが、成長したことではっきりわかるようになったケースもあるわけです。

コメント欄には投稿者さんのように「申し訳なかった」と考えたり、「今になって振り返ると本当にごめんね」と懺悔したりする人も少なからずいました。でも親側に問題があったと感じているママたちは「お互いさま」「悪いと思ったことはない」と断言します。

今わが子の反抗期に悩んでいるママたちは、一度自分がわが子に対してやっていることを振り返ってみてはどうでしょうか。おそらく大半は理不尽な反抗で、親から自立していく成長過程のひとつではあるのでしょう。しかしわが子の言動の裏には、過去に、もしくは今現在、親である自分が無意識でやっていることが原因として隠れているかもしれません。もしそれに気づいて改善できるなら、反抗期はママにとって辛いだけでなく、大きな意味で親子関係を良い方向にもっていける幸運な時期となるはずです。

文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
皆が親にやったことある反抗期どんなの?