<両親へのお金は?>信じられない!援助の提案に姉「考えたい」育ててもらった感謝は【第2話まんが】
前回からの続き。これは最近のお話です。私は第1子を妊娠中のコハルです。私は3きょうだいの末っ子で、8才年上の姉(アユミ)と、3才年上の兄(サトル)がいます。母からお金に困っていると聞いた私は、姉と兄に「仕送り」の提案をすることにしました。
「少し考えさせて」私はびっくりしました。お父さんとお母さんは「今」困ってるんだよ? 結婚しているけどお姉ちゃんだって働いているよね? だったら少しくらい援助したって……。お姉ちゃんは親を助けてあげようという気持ちすら持ち合わせていないのでしょうか?
私は慌てて姉に電話をかけました。
私は怒って姉に聞きました。「考えさせてってなに? 仕送りできないの?」「できないじゃなくて、本当に必要なのか確認するのが先じゃない? お母さん、少し前にスポーツジムに入会したって言ってたし」
「お父さんだって去年車を買い替えてる。そもそも一人一台なんて必要?」それがなんだというのでしょう? 両親は高齢で、今まで苦労した分、老後は好きなことをして楽しんで過ごしたっていいはずです。
「好きなことをして過ごすのは構わないけれど、早期退職してもらった退職金で家を建て直したのに、結局再就職した仕事は長続きしていないでしょ? あの人たちはもう少し計画性を持った方がいい」私は姉の言い方に腹が立ちました。
育ててくれた恩も忘れて、親のことを「あの人たち」だなんて言って、そんな他人事みたいな言い方は酷いんじゃないか? 自分の親が食べるものにさえ困っていると聞いて助けもしないなんて人としてどうかと思う。親の窮状を見かねて私が仕送りしないかと言ったときお兄ちゃんは賛成してくれた。お姉ちゃんは親孝行のためにお金を使うのは嫌なんだろうか?
「お姉ちゃんがそんなに冷たい人だとは思わなかった!」「親が困っているのなら子どもは助けるべき。それが育ててもらったことに対する『感謝』なんじゃないの?」姉からの反応は私が期待していたものではありません。
「もうお姉ちゃんには何を言っても伝わらない。結婚するまで実家にいた私と違って、早々に家を出たお姉ちゃんはきっと家族のことなんかどうでもいいのだろう……」
姉は何か言いたげでしたが、私は「もういい! あとはお兄ちゃんと相談する!」そう言って電話を切りました。いつも優しい姉とこんな喧嘩をしたのははじめてだったかもしれません。でもそれくらい、私は気持ちを抑えることができませんでした。姉はいつもそうなのです。実家から距離を置いて、両親に関わることを私と兄に丸投げしてきます。私の言葉で姉が少しでも自分の行いを改めてくれることを願っています。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子