<義母から絶縁?>「もう来なくていい」気の利かない嫁に反省を促す【前編まんが:義母の気持ち】
5年くらい前の出来事です。
お嫁さんのワカコさんは、気が利かない人です。わが家に遊びにきても、なんだかボーっとしているし「ホラ、ワカコさん! お皿、早く出して!」と言っても……。
ワカコさん:「えっと……どのお皿を……?」
私さん:「何言ってんのよ! みんなで取り分けて食べるんだから人数分の小皿を出すのが当たり前でしょ?」
ワカコさん:「小皿ってどこに……?」
私:「はぁ……本当に物覚えが悪いわね! 右の棚のなか」
ワカコ:「……ハイ」
本当に要領が悪いのです。
昔は姑が言う前にテキパキ動いたものだけれど、ワカコさんは“言う前に”なんてとんでもない! 言ったところでまともに動けないし、見ていてイライラします。きっとこちらが言わなければ、ずっと座りっぱなしなのでしょう。
だいたいワカコさんの実家の近くに家なんて建てるから、嫁としての自覚が育たないままなのかもしれません。普通、長男の嫁は同居、または義実家の近くに住むのが常識でしょ? いったいなんのための嫁入りでしょうか。非常識も甚だしいです。だからますます私は口調を強めてワカコさんに話しかけてしまうのです。
そんな私たちのやりとりを、孫のユイ(高2)は睨むようにじっと見ています。昔は「おばあちゃーん! 大好き!」なんて言って可愛らしかったのに、いつの間にかこんなに生意気になっちゃって……。
食事の時間だって、会話も弾むわけではありません。息子だけは、いつも私の料理を「美味しい! 美味しい!」と喜んで食べてくれます。そんな息子の笑顔を見ると、頑張って良かったなと思えるのです。
「今後のことも考えて、一度態度を改めてくれないと」そう思った私は。
私は思わず「ふふっ」と笑いがこぼれてきてしまいます。「来るな」という私の意思表示に反省をし、ようやくことの重大さに気がつくでしょう。
「悪いところがあればなおしますから」としおらしく謝ってくるのか、ショックを受けて落ち込むのか……。果たしてどちらかしら? いずれにしても、これくらいしないと、あの人たちは分からないのよね……。そう思っていました。
【中編】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・べるこ 編集・秋澄乃