<捨てる?捨てない?>子どもが使い終わった教科書、処分する?処分しない理由が見逃せない
幼稚園や保育園時代と違い、小学校に入学して大きく変わることのひとつが”勉強”です。入学と同時に新品の教科書やドリルが配られ、いよいよ始まるな、と感じるママやお子さんも多いのではないでしょうか。今回ママスタコミュニティに寄せられたのは、その”教科書”についてです。
『子どもの教科書捨ててますか? 6年間溜めた教科書を処分するか迷っています。いらないよな、と思いつつ……』
1年間使い続けた教科書は、書き込みがあったり、ところどころ折れていたり……と味わい深くなるものです。投稿を寄せたママも「思い出があって捨てられない」気持ちがあるそう。気がつけば6年分も保管していた……ということのようです。世のママたちは、お子さんの使い終わった教科書をどう扱っているのでしょうか。
さっさと処分。捨ててスッキリ!
『うちの子大学生だけど、教科書を捨てて困ったことなんて一度もないよ。捨てるとすごくスッキリするよ』
『廃品回収に出してる。取っておいても、下の子が使えるわけじゃないし、振り返りもしないし』
『雑誌と一緒に廃品回収に出すだけ』
きっぱりと捨てる! と答えた潔い(?)ママたちです。「下の子が使えるわけじゃない」というのも、確かにそうですよね。いくらきょうだいがいるといっても、その子にはその子用のものが揃えられます。洋服や靴と違って、お下がりを必要とするわけではありませんよね。
処分するママたちには、手放すのに共通する“季節”があるようです。
『今、5年生。6年生の夏に廃品回収に出す予定』
『夏休みまで置いといて、2学期入ったら前年度の教科書は捨ててる』
『学年が上がった夏ぐらいに捨てる』
学年度末に処分するのではなく、“翌年度の夏頃“に手放すというママが多くいました。学年が上がってすぐの授業では、前年度の振り返りがあるかもしれない、という理由からでしょうか。念のため、とっておくのかもしれませんね。
保管するのには理由もある
今回のトピでは「処分する」とのコメントが多くみられましたが、「保管する」というコメントがなかったわけではありません。そこにはどんな理由があるのでしょうか。
『教科書は捨てない。苦手科目ができたときに、どこまででも遡れるように』
勉強熱心なお子さん&ママですね! 並々ならぬ学習意欲を感じます。
『小学6年生のときの先生が「復習のために算数の教科書を取ってあるだけ学校に持ってきて」って言ったことがあった。そしたら、成績の良い子ほどとってあって、復習しなきゃいけない子ほど保管していない傾向があったって』
先生からこう脅かされる(?)と、捨てるに捨てられなくなりそうですが……。
『息子が中学卒業するタイミングで引っ越したから、小中の教科書とノート全て捨てたけど、引っ越しがなければ今も残っていたかも』
「引っ越しのタイミングで処分した」「自宅内に置ける場所さえあれば……」というコメントからは、可能であれば「保管しておきたい」という気持ちがうかがえます。ほかにも、
『捨てたいんだけど子どもが嫌がる。もう中学生なのに』
とお子さん自身がとっておきたがる場合もあるのですね。
ノートは保管しておきたいけれど……
今回投稿者さんが問いかけたのは”教科書の保管”についてですが、同時に子どもが使ったノートについてのコメントも多く寄せられました。
『上2人はたいして勉強しない男子だったからノートもすんなり捨てられたけど、下の女の子はすっごく頑張って勉強してたから、なんだか申し訳なくて捨てられない』
『自主学のノートも捨てるかどうか迷う! 頑張って勉強した証だし、先生のコメントも書かれてるし』
「ノート=頑張った証拠」という気持ちも分からなくはありません。とくに自主学習のノートなどは、子どもが一生懸命に調べたこと、考えたことなどが記録されていて、捨てがたい気持ちになりますよね。
『日記や生活の記録は取っておくよ。でも教科書は真っ先に捨てる』
筆者も、息子が書き続けている日記帳と研究ノートだけは残したいと考えています。日記は子どもの気持ちや思考の成長が手に取るように分かる記録です。将来、息子自身が読み直すというより、”親にとって”の思い出帳になりそうですが……。
思い出の品のひとつとして保管する選択も
自身の経験談を寄せてくれたママもいました。
『うちの母が保管しておくタイプで私が大きくなってから見せてくれたけど、楽しく見たのは作文や日記、通知表だった。教科書をとっておくなら国語くらいかな。「同じ勉強したんだねー」とか「これは知らないな」など、子どもたちとワイワイ盛り上がって楽しかったよ』
親世代と子ども世代の教科書を見比べる、というのも楽しそうですよね。筆者も数十年ぶりに、小学生の息子の教科書を開いたところ、とても分かりやすくカラフルであることに驚きました! お子さんが低学年のうちはママが勉強に付き添うことも多いでしょう。ママも一緒に楽しんでいると思えれば、お子さんの勉強へのモチベーションもあがりそうです。
教科書もノートも「全部捨てる」か「全部保管する」かではなく、思い出の一冊、記録に残したい一冊などを選抜してみるのも良さそうです。そんな取捨選択をする際には、ぜひ、お子さんの気持ちも聞いてみてくださいね。
文・すずらん 編集・千永美 イラスト・Ponko
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