＜孫差別をする義父が余命宣告＞【前編】「血のつながった本当の孫にだけ会いたい」と言うけれど……？
子どもを連れての結婚は、初婚とは少し違った問題が起こりやすいものではないでしょうか。
『10年前に娘を連れて再婚しました。旦那は初婚なので、義父母は大反対。散々嫌みを言われてきました。今の旦那との子どもである次女は義父母の実の孫なのでかわいがります。次女だけに目の前でプレゼントやお小遣い渡す、「孫はたった1人！」と言うなど孫差別もされます。長女にはお年玉や入学祝以外はスルーです』
娘さんを連れて再婚をした投稿者さん。義父母はこの結婚に反対していたこともあり、10年間ずっと投稿者さんと長女には冷たい態度を取っていたのだそう。しかし血の繋がった次女のことはとても可愛がっており、どうやら孫差別もされているようですね。
余命宣告をされて、次女に会いたがる義父
そんな状態がずっと続いていたところ、義父が余命宣告をされてしまったのだそうです。
『私と長女への態度を知ってるので、次女は義父母に会いたがりません。しかし最近、義父が余命宣告されたこともあり旦那が次女を会わせたがります。義父自身も会いたがっているそうです。次女は「お姉ちゃんとお母さんが会わないなら私も会わない！」と泣き出しました。会わせるべきでしょうか？』
余命宣告をされたことを受けた義父は、「たった1人の本当の孫」と考えている次女に会いたがり始めたようです。旦那さんも「可能であれば会わせたい」と思っている様子ですね。しかし当の次女はと言うと「1人では会いたくない」と話しており、投稿者さんはどうしたらいいかと悩んでいるのだそう。義父母のことを好きではないものの、余命宣告をされたとなっては冷たくあしらうわけにはいかないと考えているのでしょう。
長女を「孫」と思えないのは仕方ないかも……
孫差別をされていると不満げに語った投稿者さんに、ママスタコミュニティのママたちからはやや諫めるような声があがりました。
『血の繋がりがない子を孫と思えというのも難しい話。長女にお祝いくれてるだけでもありがたいと思いなよ。お祝いくれたあと、「お気遣いいただきありがとうございます」って気持ちは伝えてる？』
『投稿者さんにとっては2人ともわが子だけど、義父母にとっては次女だけが孫なんだよ。息子の妻が連れて来た、いわば「よその子ども」を突然孫とは思えないよ』
『うちは旦那に子どもがいる状態で再婚したけど、私の両親は子どもにお祝いやプレゼントなどもくれるし、一応気にかけてくれる。でも「孫とは思ってない」と言ってるよ。そんなものかなと思ってる』
『うちの兄は子どもがいる女性と結婚した。再婚する前、私の母は「突然”孫です”と言われても受け入れるのは難しい、血を分けた孫と同じ対応はできないと思う。それでもいいのか」と確認していたよ』
「次女だけが本当の孫」と話す義父母の態度に対して、ママたちは「仕方ないかも」と判断をしたようです。夫婦にとってはまごうことなき「わが子」でも、義父母からしてみれば受け入れがたいこともあるでしょう。ママたちの話を聞く限り、子連れ再婚をするうえで珍しくないことなのかもしれません。あからさまに次女だけにプレゼントやお小遣いをあげるのは義父母も大人げないでしょう。しかし「大反対を押し切っての結婚だったのならば、そのようなトラブルが起こることも予見できたのでは？」と考えるママたちもいたようです。
会うかどうかは次女が決めるべき
義父に会わせるかどうかと頭を悩ませる投稿者さんに、ママたちからアドバイスも寄せられました。
『旦那さんがどうしてもというなら、旦那さんと次女だけで行かせるしかないかな。義両親も少し考えが変わるかもね』
『次女に余命宣告の話を聞かせ、その上で会うか会わないかを選択させたらよろしいかと。無理矢理会わせるのも違うと思います』
投稿者さんが再婚をしたのが10年前ですから、次女は恐らく10歳以下でしょう。もしある程度落ち着いて話を聞けるのであれば義父の余命宣告のことを話してから本人に判断をさせるのもひとつの手かもしれませんね。
孫差別をする大嫌いな義父が余命宣告されたことによって、新たな悩みを抱えてしまった投稿者さん。娘を2人とも同じように扱ってほしいという投稿者さんの気持ちはもっともでしょう。しかしママたちは「義父母が孫に対して平等に接することができないのは仕方がない」と考える傾向にあったようですね。いずれにしても、義父に会うかどうかは次女自身が決めるのがいいかもしれません。
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