離れたからこそわかる地元の良さ。故郷を離れて生活している人たちの本音
生まれ育った街で運命の人と出会い結婚する人もいれば、大学進学や就職を機に新天地へ出る人、結婚を機に馴染みのない土地で生活をスタートさせる人もいます。どんな土地に行っても、生まれ育った街(地元)への思いは格別ですよね。今回、ママスタコミュニティに寄せられていたのは、地元への思いが止められないママからの相談です。
『結婚で地元を離れた方、たまに戻りたいなぁって思うことある? 私は、最近すごく戻りたいです。子どもがいなかったら戻っていたと思います』
地元愛が深い人達の声
生まれ育った場所、つまり自身の原点でもある地元は、離れるほどにその土地の魅力が増していくものなのかもしれません。若い頃や独身の頃にはなかったかもしれない「地元へ戻りたい」という気持ち、今みなさんにはありますか?
『地元は、やっぱり心が安定する。変な緊張ないし』
『あと何回会えるか分からないから、親の側にいたいなぁとは思う』
『ずっと帰りたいのに、子どもが学校に行きはじめて家も買っちゃった』
『今はいいけど、老後は実家付近に戻りたい』
『最初の頃は、やっと田舎から出られてせいせいしてたけど、最近はすごく帰りたい』
理由はいろいろだけど、地元はもう戻る場所ではない
地元で過ごした年月より、今の土地の方で過ごす年月の方が長くなっている人もいます。今の暮らしのベースが最も落ち着くという声もありました。
『ないかな。どうしてなのか自分でも分からないけど地元が合わないから』
『離れてからずいぶん経つし、もう自分の居場所はない感じがするから戻りたいとは思わない』
『絶対戻りたくない。年に1回の帰省でじゅうぶん』
『数年前に実家がなくなったから、戻りたいとは思わなくなった』
『故郷が恋しい……? まったく思いません』
今の生活と地元愛のバランスをとるには
もし地元に戻りたいという気持ちがあるとしても、今すぐに戻るのは現実的ではないかもしれません。しかし子どもの成長とともに、住む環境や教育に必要なものは変化していきます。その変化に合わせて、地元に戻りたいという気持ちをうまく折り合わせていくと、少しずつ思いが叶うのかもしれません。
『戻りたいっていうか、定期的に帰ってる。子育てが落ち着いたら帰ればいいよ』
『たまに帰省するくらいがちょうどいい。田舎での生活はたぶん無理』
『友達には会いたいと思うくらい』
『年々、地元への愛着がなくなっていく』
筆者も、生まれ育った街が大好きです。今の地で暮らす年月が、地元で過ごした年月に追いつきそうな筆者も、「もし地元で暮らしていたらどうなっていただろう……」という気持ちを抱くことがあります。20代前半、ただただ東京に憧れて上京してきたあの頃の自分に、「なぜ、そんなに地元を離れたかったの?」と聞いてみたくなるほどです。人はないものねだりなので、どちらを選んでも、選ばなかったもう一つの選択肢に対して希望や期待を持つものなのかなと感じます。
ただ年齢を重ねたことで、地元の魅力がわかるのもまた事実。戻りたいという気持ちがあるなら、今すぐは無理でも、いつか「今なら」と思えるときのために、準備をしておくのもいいかもしれません。
文・鈴木じゅん子 編集・しらたまよ イラスト・Ponko
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