<義母から35年前のベビー服>ボロボロだけど、孫に着てほしい……【後編まんが:義母の気持ち】
前回からの続き。昨年の出来事です。押入れの整理をしていたら、息子の出産祝いで頂いた懐かしいベビー服が出てきました。当時、憧れていた高級ブランドのお洋服ということで、着られなくなった後も大切にとっておいたのです。長い年月が経っているので少々劣化していますが、まだまだ十分着られそうです。
取り出したのは、同じく大切にしまっていた赤いエナメル靴。今は40歳になった娘が七五三のときに履いていたものです。しかし娘は苦笑いをしながらこう言います。
娘いわく、今のママたちは私たち世代と違って「物が壊れるまで捨てずにとことん使う」という価値観ではないようです。昔と違って、いろいろなものが100均だったり、安いお店で買えるので、ないものは新しくそろえればいい、という考えなのだそうです。
今回のことはお嫁さんに迷惑をかけたかもしれません。娘にもきつく言われたので、もう古い物は送らないようにしようと肝に銘じました。でも……今この一瞬だけは幸せに浸ってもいいですよね。息子が着ていた服を、35年越しに孫が着てくれた幸せ。息子を育てていた頃の懐かしい気持ち。息子と過ごした私の大切な思い出。そして、これから羽ばたいていく孫の輝かしい未来。いろいろな嬉しさに浸ります。私は写真をふたつ並べ、しばらくの間それを笑顔で眺めていました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・金のヒヨコ 編集・荻野実紀子
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※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。
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