<夫婦の役割を明確に!>【後編】子どもの家庭学習はパパママどっちに見てもらう?パパに協力してもらいたいママのお悩みを解消!
仕事に家事に忙しいのに、子どもの勉強までみている投稿者さん。子どもの勉強の面倒に非協力的なパパにお困りのようです。パパに協力してもらうためにはどうすればいいのでしょうか。後編では、パパに気持ちよく子どもの勉強をサポートしてもらうコツを筆者の体験とママの声を参考に紹介します。
子どもの家庭学習を細かくリスト化してみる
まったく子どもの勉強に関心のないパパは、子どもがどんな勉強をしているかも知らない可能性がありますよね。その場合は、子どもが普段どんな勉強をしているかリスト化してはいかがでしょうか。筆者の場合、子どもの勉強内容だけでなく、「丸付けをする」「できなかった問題をもう一度解いてもらう」など自分自身が普段していることもリスト化してみました。すると「子どもが勉強でどこでつまづいているのか」の振り返りにもなり、子どもの学習を見直すいい機会になりましたよ。
パパに相談するときは子どもの家庭学習の悩みから
リスト化したら、パパに相談しましょう。その際パパの声かけは工夫したいもの。たとえば「これだけ私は勉強を見ている! 手伝って!」と相談するのではなく、「最近、子どもが勉強のモチベーションが下がっている。どうしよう〜」と、子どもの学習姿勢から相談するといいのではないでしょうか。そのうえで「ママができていないこと」「苦労していること」を夫婦で話し合うと、パパも前向きに検討してくれそうですよね。
話し合いでは役割分担を明確にする
パパと問題を共有できたところで、「誰が何をサポートするのか」勉強の役割分担を話し合いましょう。もし忙しいパパの場合は、負担の少ないところから始めてもらうといいかもしれません。筆者もパパに丸つけからお願いし、その後音読を追加、最終的に勉強時間を朝と夜で分け、「朝の勉強はパパ。夜の勉強は自分」と分担するまでになりましたよ。夫婦で普段のスケジュール管理を見直せるので一石二鳥でした。
始めから期待しない
そのとき注意したいのが、過度にパパに期待しないこと。当初はパパが期待通りに教えてくれず筆者もイライラしましたが、あるときから「少しでもパパに関わってもらえればラッキー」くらいの気持ちでお願いしたところ、イライラせずにすみました。子どもの勉強と同様、パパもスモールステップでの歩みがいいのかもしれませんね。
パパを間接的に褒める
パパの協力に成功した場合は、パパに感謝することも大切なようです。あるママからはこんなアドバイスがありました。
『私の旦那は社会科が強いので、旦那がわかることは「お父さんに教えてもらい~」と促したり、子どもの制作を手伝ってもらったときは「これを作るのは大変やってんな。でも上手にできたなぁ~」と子どもと会話してるときにさりげなく旦那に褒めポイントを伝えています。子どもには「お父さんはすごいんだ」と思えるようにしていますよ』
こちらのママは間接的にパパを褒めて、子どもがパパを尊敬するよう仕向けているようですね。直接褒めるよりも効果がありそうですよね。また、あるママからこんな意見も。
『うちの旦那は放任で子どもを褒めたり、教えたりするのが苦手というか不器用。でも旦那なりに頑張ってるのがわかるから、子どもたちの前で旦那を褒めたり、尊敬したり、感謝したり、大袈裟なくらいにしています。そうすると旦那も変わってきたし、子どもたちも父親を尊敬するようになりました』
パパを立てることは大切なんですね。こんなママがいる家庭はパパも張り切ってくれそうですよね。
パパママが関心を寄せることで子どもの学習意欲を伸ばせるかも?
夫婦で相談の結果、「子どもの勉強は親より第三者に任せた方がいい」といった結論にいたることもあるかもしれません。だからといって放置だけは避けたいところですよね。親が子どもに関心を寄せれば、子どもも親の期待に応えようとしてくれるのではないでしょうか。また「子どもの学習意欲をのばす」を夫婦の目標にすれば、夫婦のコミュニケーションも増えて家族円満の近道になるはずです。ぜひパパにも協力してもらえるよう忙しい合間を見つけて相談してみてくださいね。
文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ イラスト・ユウコトリトリ