「登園しぶりの原因はママの愛情不足」と言われた。不安な気持ちになるママに寄せられた温かい声
わが子が保育園や幼稚園に入園して喜んだのも束の間、登園しぶりに困った経験ってありませんか? 数日程度ならまだしも、毎日だと「嫌な思いをしているのだろうか?」と深刻に考えてしまいそうになりますよね。悩みを寄せてくれた投稿者さんも、年少のお子さんの登園しぶりに困っているようです。
『年少の子どもの登園しぶりが毎朝ひどくて、会社の人に相談してみたら、「母親の愛情不足だよ」と言われました。そうなのでしょうか?』
子どもの悩み事を同僚に相談したら「ママの愛情不足」と指摘されたとのこと。きっと投稿者さんはわが子に精一杯愛情を注いでいるはず……しかし他人から厳しいことを言われると自信を失くしてしまうこともあるのではないでしょうか。みなさんは登園しぶりの原因は何だと思いますか?
登園しぶりはママの愛情不足ではない
『先生に怒られたとか友達とケンカしたとか行きしぶる理由はいろいろあるのに、愛情不足ってね……』
『大人だって環境が変わるとストレスを感じるもの。子どもは未熟だから環境の変化についていけなかったり、大型連休や夏休みでリセットされてしまったりってあるよ。子どものペースがあるんだから、責任を感じなくていいんだよ』
投稿者さんが同僚から言われた「愛情不足」との指摘に、大半のママたちから「待った」がかかりました。この世に生を受けてまだ数年の子どもたち。入園して突然ガラリと環境が変わったり長期休みが明けた後、また登園するのはなぜ? と混乱してしまい登園しぶりにつながっている場合もありますよね。
保育のプロ、先生方の意見
現役保育士ママの意見や、ママたちが先生に相談した当時の返答をご紹介します。
『保育士だけど、しぶって玄関で泣いている子は、だいたい「お母さんと遊びたかった」と言っているかな。あとは行事前で緊張しているとか、先生に怒られたとか。結局、登園してしまえばすぐ泣きやんで遊ぶから大丈夫だよ』
『保育園の先生いわく、「園では楽しそうにしている子たちでも、やっぱり親には勝てない。だから甘えて当たり前」だとか。元気に登園する日もあれば、なんとなく甘えたくなるときもある。未就学児はまだまだ幼くて、正直園なんて行かずに家でお母さんと過ごしたいもの』
先生に叱られたあとや行事前に緊張していて登園をしぶっている可能性もあると先生からの声も届きました。また、「子どもはママが大好き」「もっとママと遊びたかったから」という愛らしい理由には「ママの愛情不足」という理由は全く当てはまりませんよね。たくさんの子どもたちを見てきている先生たちからの意見は説得力があって安心できますね。
園に行きたくない理由は何だろう
子どもは自分の味方に囲まれていたい
ママたちからも「大好きなママと離れたくないから」とのコメントが目立ちました。
『お母さんが大好きだから、行きたくないんだよね。わが子も年少の頃は、毎朝バス停まで担いで連れて行ったよ。理由を聞いたら「ママとおうちにいたい」って泣いていたな。うちは波があって、何だかんだと年中なるまで続いたよ。大丈夫、大丈夫』
『うちの末っ子は年中の秋頃まで大泣きしながら行っていたよ。全ての愛情を独り占めかというくらい、親はもちろん祖父母兄姉おじおば、兄姉の友だちから愛されまくって育っていたけどね。かなり心配したけれど、ある日なぜか泣かなくなった』
『私自身が登園拒否していて毎朝バス停でも泣き喚いていたな。理由は、とにかく母と離れることが不安で、教室に慣れたり友達ができるまで周りの目が気になって怖かったりしたから』
ママに守られて過ごしていた生活が一転し、はじめは毎日見知らぬ人たちのなかで過ごすことになれば、誰だって不安になるでしょう。ましてやほとんど社会性のない幼い子どもたち。教室や環境に慣れたり友達ができるまでは不安を感じやすいため、自分の味方がいる家に居たいと思い登園しぶりをしてしまうのかもしれませんね。
園では思い通りにならないから行きたくない
ルールや集団行動に不満があるのかも、と別の視点による経験談がありました。
『私も小さいころ登園しぶり児童だったけど、逆だと思うよ。家で愛情いっぱいやりたい放題、ワガママできたけど、幼稚園では家と同じルールが一切通用しないのが窮屈で堪らなかった。だから行きたくなかったのを覚えている』
『うちは私と離れるのは寂しいし、幼稚園では決まったルール守るのが大変だったり、怒られて怖かったり。いま小学校高学年で、「昔はこう思っていた」と伝えてくれるようになった』
家では好きな遊びができて自由があるけれど、集団生活にはルールがあることを学びます。園生活に慣れるまで子どもによって時間差があったり、抵抗したりするのかもしれませんね。
ママたちからの提案
「ママと離れたくない」「先生に怒られてコワイ」「行事の練習が難しい」「ルールが嫌い」など登園しぶりにはさまざまな理由があるようですが、親は根気強くただただ子どもを見守ることが大切なのかもしれませんね。他にも具体的なアドバイスをくれたママたちがいました。
『幼稚園に相談した方がいいよー』
『帰ったら「ぎゅー」ってしてやって、どうだったか聞いてみるといいよ。幼稚園に着いたら着いたで、案外楽しんでいたりする』
ママの不安な気持ちがお子さんに伝わらないうちに、先生を頼ってみる手はありそうですね。担任の先生は園でのお子さんの様子を話してくれるかもしれませんよ。また、ママが毎日ハグで迎えて楽しかったことを笑顔で聞いてみたら、お子さんは園生活の楽しい面を積極的に探すようになるかもしれません。園は楽しいと印象が変われば万々歳です。
幼い子どもの登園しぶりの原因はママの愛情不足ではなく、大好きなママと離れたりルールや集団生活などの社会性を学ぶことに抵抗があるためという声が多く寄せられました。登園しぶりはずっと続くわけではなく、園生活に慣れるまでの辛抱です。幼いながらも頑張っているお子さんを家ではたっぷりと甘えさせ、心のバランスを整えてあげたいですね。
関連記事
※「子どもの登園渋りなどで仕事に遅刻しているママへ」先輩ママからの温かいメッセージに感動の嵐- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 子供の登園しぶりって愛情不足?