女性にとっては身近な「生理」、子どもに隠す?それともオープンにする?
生理になったときに生理痛で体調が悪くなると、子どもがママの異変に気づくことがあります。それにナプキンをしていると、一緒にお風呂に入るときなどに、子どもに見られてしまうこともありますよね。そんなときにまだ幼い子どもであれば、事情がわからずに血が付いていることを心配することもあるでしょう。生理の対応というのは難しいものですよね。ママスタコミュニティでも、生理についてこのような質問がありました。
『生理のとき、子どもに見つからないようにしている? 5歳の女の子がいるけれど、「幼稚園で言ったりするかも」と思ってバレないようにしています。でも、他の子が生理のことを言ってるのを聞いたことはないんですよね。「ママのおしりから赤いのが~」とか。幼稚園くらいの子なら言いそうなのに』
女性にとっての「生理」とは、当たり前のことでありながらも、ときに恥ずかしさや気まずさを感じるところがあります。そのため投稿者さんは、生理でも子どもに気づかれないようにしているとのこと。女の子の場合にはいずれ生理が始まるでしょうし、男の子の場合も学校で学ぶかと思います。そのためいつかは知られるとわかっていながらも、投稿者さんの場合は相手が5歳。説明するにも難しいところがあります。他のママたちはどうしているのでしょうか?
特別隠すことではないと思っている。話す派のママたち
『生理のことを隠す意味が分からないと思っているタイプだから、オープンだよ。恥ずかしいことではない。尿便と同じで身近なことだから、わざわざ「私のママは朝おしっこ行っているんだよ~」と言わないのと同じだと思っていた』
『隠す意味が分からないし、外で言われても別によくない? 聞いた人も、「あー生理だったんだ」と思うだけだし。何が嫌なのか教えてほしい』
『母親なら、みんな生理があるから子どもを産めたんでしょ。 他のママが生理だろうが 当たり前すぎで何も思わないわ』
仮にわが子が誰かに生理のことを話したとしても、特別おかしなこととは思わない。そんな意見がいくつも寄せられました。また、なかには「生理現象をわざわざ人に報告する子どもは少ないのでは?」といったコメントも。投稿者さんのように知られたくないと感じる人もいれば、隠す必要がどうしてあるのかわからないと答える人もいる。ママによって考え方は全く違うようですね。
子どもに隠すママたちにはどんな理由がある?
『私はずっと隠したよ。当たり前のことでも嫌じゃん。子どもと一緒に公衆トイレに入って「いっぱい出たね~」と言われるのと同じくらい恥ずかしいわ』
『母親から血が出ていると心配されても困るので、子どもには言っていない。言う必要もないと思う。赤ちゃんのときは血がダラダラ出ていても一緒にお風呂に入っていたけれど、言葉を話すようになってからは、その日は父親と入ってもらっている。隠すというより、心配かけたくないのが一番かな』
子どもに生理を隠す理由のひとつには、「たとえ当たり前のことであっても恥ずかしい」というものがあります。これは親の育った環境も関係しているのかもしれませんね。筆者も「からだのことを話すのは恥ずかしい」という考えは多少理解できます。それに子どもにとって血が出る瞬間とは、大きな痛みを伴う印象があります。そのため心配させたくないから見せないと答えるママもいました。隠す理由には「自分のため」と「子どものため」のどちらもあるようですね。
実際のところ説明するべき?
『うちは上が娘2人だから、小さい頃から話しているよ。そして2人とも小学生になってからは「あと数年で始まるからね」と教えている。私が学校や母親に生理のことを教えてもらう前に始まったから、何の知識もなくて戸惑ったのもあるし』
『うちは息子だけれど、幼稚園のときから話してる。女の人にはそう言う日があるからと。将来女性を労われるように』
『「生理というお腹が痛くなることが女の人にはあるんだよ」とは教えている』
子どもに生理のことをどうやって説明するのかというのは非常に難しいものです。筆者の場合は母親が生理についてあまり話していなかったこともあり、自身が初めてなったときには混乱しました。なんの知識もないまま生理をむかえると、もちろん戸惑いますし、「病気なの!?」とびっくりすることもあります。そのような経験があった筆者としては、娘が生理になる前にあらかじめ話しておこうと決めていました。それとともに生理で体調が優れないときには、お腹が痛くなったり、体がだるくなることがある話も。もちろん話す時期への配慮などは必要になるのかもしれませんが、「おかしなことではないから安心していい」という知識は、男女とももちあわせておくといいと思います。
生理は恥ずかしいことではない。もっとオープンになっていいのでは?
『普通のことを親が隠していると、それは恥ずかしいことだと認識して、お子さんもそういう大人になるよ。大人になっても、恥ずかしいから婦人科に行けない女性になったり。普通のことは普通にできるようにしないと』
先ほど筆者自身母親に生理のことを教えてもらっていなかったと書いたのですが、実はそれ以降も母親に生理について相談することはほぼありませんでした。「親が言わないことは聞いてはいけない」と感じていたからです。そのため当時は友人に相談しながら知識を得ていました。親になった今、筆者は娘に隠さず話すようにしています。その娘も高校生になりましたが、一緒にナプキンや生理用ショーツを買いに行くこともあります。そのおかげか「生理痛がひどいんだよね」とか、「生理が遅れているけれど、大丈夫かな」などと相談もしてくれます。
親としてからだの不安を隠されてしまうのが一番嫌だと感じているので、悩みを話してもらえるのはありがたいことだと思っています。年齢も関係するのでしょうけれど、投稿者さんの娘さんもいずれ理解できるくらいの年齢に達したときには、「話してもいいんだな」という雰囲気や関係性を作ってあげるといいのでは? と筆者は思います。生理は決して恥ずかしいことではありません。今はまだ5歳ですが、成長するにつれてその考えを子どもに伝えていくことも、親として大切な役目なのではないかなと感じます。
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