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JOY×わたなべ麻衣:第2回「奇跡の連続?勘違いからお付き合いスタート!したものの……」

第2回_1
タレントのJOYさんと、奥様でタレント・モデルとして活躍しているわたなべ麻衣さんへのインタビュー2回目をお届けします。初めて会った日からわたなべ麻衣さんに惚れてしまったJOYさん。あまりにも彼女の笑顔がまぶしすぎて、自分に惚れていると大きな勘違いしたJOYさんは彼女を映画に誘ったのでした。前回に続き、今回もまた奇跡的な勘違いが続き、ついに2人は付き合うことに。お話を詳しく聞いてみました。

女子にコクらせるわけにはいかない。自分から言わないと

――わたなべ麻衣さんが自分に惚れていると思って映画に誘ったJOYさん。それに対して麻衣さんは「男友達」だと思って一緒に出掛けたんですよね。映画館ではどんな感じだったのでしょうか。

JOYさん(以下、敬称略):僕は、映画を見る前からもう麻衣ちゃんが自分のことを好きだと思っていたから、「今日は大丈夫だろう」と思って、映画の本編が始まる前に手をつないだんですよ。

わたなべ麻衣:最初びっくりして……。「え? なぜこのタイミングなの? 謎すぎるんだけど!」と思って、苦笑いしながら手をさりげなく振り払ったんですよ。

JOY:映画館で手をつなぐタイミングっていつかわからないじゃないですか。しかもそのときに見に行った映画がホラーだったから、「始まる前に手をつないじゃえ!」と思ったんですよ。そしたら手を引っ込めちゃうから「照れてんな。めちゃくちゃ照れてるじゃん!」と思ってね!

わたなべ麻衣:奇跡の勘違いだったよね(笑)。

彼からの告白に対してやんわりと断ったはずが……!?

――勘違い続きのスタートですが、その後はどうなったのでしょうか?

JOY:ただでさえ俺は麻衣ちゃんが自分のことを好きだと思っているわけで、そのうえ彼女の親友から「こくっちゃいなよ」と言われたら、絶対にいけると思うでしょ?
「まあ、麻衣ちゃんから告白してくるのを待ってもいいんだけど、さすがに女子に告白させるのはダメでしょ、という気持ちだから俺から言おうかという気持ち」だったんですよ、俺は!!
相当ヤバい奴だよね(笑)。こんな盛大な勘違いをした男が近くにいたら、ヤバいよね!

わたなべ麻衣:彼が告白してきたときも、完全に私が好きだと思っているから「麻衣ちゃん好きー! 俺、麻衣ちゃんのことが大好きなんだよ」みたいなノリだったんですよ。普通に「好きです」といわれたら「ごめんなさい」って断れるんだけど、そのテンションできたから私も「ごめんなさい」というのはちょっと申し訳ないかなと思ったんですよ。

「あ、そういうふうに思っていてくれたんだ。嬉しいな。でも私はJOYくんのことをそういう風に見ていなかったから、これからはJOYくんのことを異性の中の一人として見てから、考えるね」というつもりで、すっごくやわらかく断ったんですよ。そしたら彼は私がOKしたと思っちゃって!

JOY:「これから一人の異性として見ていくね」といわれたから、「大切な存在として見ていくね」ととらえちゃったんですよ。

――それはJOYさんの気持ち、わかります! 「異性として見ていく=恋人として見る」と思いますよね(笑)。

わたなべ麻衣:えー本当ですか!? その後、JOYくんがすぐに周りの人に「彼女ができた」って言っちゃったんですよ。それで「やばい、断ったつもりだったのに、付き合うことになっちゃった。どうしよう~!」というところから交際がスタートしました(笑)。

「俺はこの子と結婚する」VS「思い出ができる前にふってあげなさい」

――「付き合うつもりはないよ」とは言わなかったんですか?

わたなべ麻衣:彼がひとりで「彼女ができた」と思っているのなら言い出しやすかったんですけど、彼は両親にも伝えたんですよ。

JOY:「俺もいい年だから、たぶんこの子と結婚することになる」と宣言していたんですよ。

わたなべ麻衣:私も自分の母親に「JOYくんが勘違いして付き合うことになっちゃった! どうしたらいい?」と相談していました。そしたら母親に「JOYくんは、きっととてもいい人だから、思い出がたくさんできる前に早くふってあげなさい」と言われました。それで「そうだよね。タイミングみて別れよって言わなきゃね」と思って、会うたびに「いつ言おう。どうしよう」と思っていました。

ただ、彼が毎回すごくハッピーな感じでくるから「どうしよう」と思って、言い出せなくて……。
第2回_2
JOY:彼女の違和感には気づいていたんですよ。麻衣ちゃんは幸せを全開にしてこなかったんです。付き合う前のほうが楽しそうだった。それで「俺との恋愛に緊張しているんだな」と考えたんですよ。でも一度「付き合っているということでいいんだよね?」と確認したよね?

わたなべ麻衣:そのときは「そうなっている……んだよ、ね?」みたいな返事をしちゃって。そういうのを何回か出していたら「あれ、俺たち付き合っていない?」と気づいてくれるかなと思ったんです。でも、全然気づいてくれなくて。もうこうなったらちゃんと最初に言っておいこうと思って「JOYくん、私子どもはあまり好きじゃないし、結婚する気はゼロだから。もし結婚したいなら早めにほかに行ってね」と言ったんです。

未来のことはわからない。結婚願望ゼロの彼女を振り向かせたい

――JOYさんは結婚したいと思っていて、麻衣さんは「結婚する気はない」とはっきりと伝えたんですね。

わたなべ麻衣:はい。普通、そんなことを言われたら引くじゃないですか。それで引いてほしいなと思ったら、JOYくんは「なんでそんなに寂しいことをいうの? 未来のことはわからないんだから、そんなことを言わないでほしい。俺がそう思っている麻衣ちゃんを変える!」と言ってくれたから、そこでちょっとJOYくんへの見方が変わったんですよ。

JOY:俺は単純に決めつけている人が好きじゃないんです。人の気持ちは、出会う人によって変わっていくじゃないですか。

わたなべ麻衣:ここは大きかったですね。これまでは、どちらかというとテレビを通して見るJOYくんのイメージでいたけど、これからは目の前にいる「JOYくんという存在をちゃんと見ていこう」と思いました。そこから私の中ではお付き合いが始まりました。

JOY:俺の勘違いだらけで始まったけど、結果的にはよかったよね。
第2回_3
わたなべ麻衣:よかったよね。これまでの恋愛は、どちらかというと私が相手のことをすごく好きになって付き合っていたんです。大好きという気持ち100%の絶頂から始まるので、一緒にいるうちにだんだん相手の嫌なところが見えてしまい、気持ちが冷めていくんですよ。JOYくんはまったく好きじゃないゼロからのスタートだったので、マイナスになることがなかったんです。本当にJOYくんと出会って、奇跡的に付き合えてよかったと思います。毎日が楽しい!

(編集後記)
JOYさんのことをふったつもりが、言葉足らずで付き合うことになったわたなべ麻衣さん。このときは「結婚願望ゼロ」と発言していましたが、JOYさんと出会ったことで気持ちに変化が生まれ、ついに結婚することに! 次回は、非常に個性的なプロポーズについて伺います。お楽しみに!

取材、文・長瀬由利子 編集・荻野実紀子

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