【後編】幼稚園の役員決めのくじ引き。双子のママは1回引くのが当たり前なの?
学年の役員を決めるときに、双子を通わせているママは子ども2人分、くじを2回引くべきと言い出した人がいたそうです。結果的にその双子のママは素直に2回くじを引いたそうですが、もし2回ともアタリくじ(「役に就く」ことを示すくじ)を引いてしまったらどうしていたのでしょう? 負担が大きいですよね。ママスタコミュニティに投稿者してくれたママさんも、事あるごとに降りかかるかもしれない双子のママの負担を心配しているのかもしれません。でもその人はなんでまた「双子のママは2回くじを引くべき」と言い出したのでしょうか?
自らが役員になる確率を下げるためでは?
『少しでも自分が当たる確率を下げたい親が言ったのかな。哀れだね』
『みんな少しでも役員に当たりたくないからだと思うよ』
結局自分が役員にならないように、少しでも当たる確率を下げたくてそんなことを言ったのでは? と本音をつく声が複数届いています。その気持ちも分からなくはありませんが、ここで考えるべきことは、周りにいる他のママたちがどう思うのか? ということだと思います。
『思いやりがないね。声を挙げた人は恥ずかしいね。かかわりたくない』
今回の主張は「自分のことばかり考えている人」「役が2つ当たってしまった場合の双子のママの負担などはいっさい考えていない人」と思われてしまっても仕方ないものかもしれません。そればかりか「なんだか付き合いたくないな」と感じてしまうママたちがいた可能性も……。もちろんほんとうのところはわかりません。もしかするとご自身も双子のママで、同じような経験をしたことがあったのかもしれませんし、園内で同様のケースを知っていて、そのときの例を踏襲するべきと思ったのかもしれません。ただそういう場合も、まずは「以前まではそうだったけれど、今回も同じようにするのがいいのかどうか」という話し合いを提案するほうが建設的でしょう。
他の行事の場合を考えている
『行事のときに「子ども1人につき、保護者は1人まで(参加、鑑賞)」という決まりがあったのに、(双子の親だからと)しっかり保護者2人で参加している家庭があった。そうなると、1人につき1回くじを引かないと納得しない気持ちもわかるよ』
役員決めなど前向きな気分になれないようなときには「双子がいてもくじは1回」なのに、率先して参加したい行事などのときには、人数制限を無視して「双子2人分、両親で参加する」という姿勢でいる家庭には、周囲ももやもやとしてしまうはずです。役員決めだろうと行事の参加人数だろうとルールを統一するのがいいのかについても、考える必要があるのかもしれませんね。
むしろ積極的にくじを引きたくなるような役員の職務って?
『どっちでもいいけれど、はじめに幼稚園が決めておかないとトラブルよね』
役員決めのときに双子の親をどうとらえるのかについて幼稚園が先に決めておいてくれたなら、今回のようなトラブルは起きなかったのではないでしょうか。筆者の子どもが通っていた幼稚園では、規約に明確に書かれていたわけではありませんが、「役員決めのときには、双子を1人と数える」と幼稚園のほうから先に考えを伝えられていたため、トラブルに発展するようなことはありませんでした。もし筆者が今回のようなケースに直面したなら、「幼稚園側の意見を聞いてみましょう」と提案するかなと思いました。今後も決めごとはありますから、同じようなことが起きないように園にお願いをして「双子の場合の役員の決め方」を明示してくれるようお願いするのも手ではないでしょうか。
いずれにしても本来ならば誰もが何回でもくじを引きたくなるような役職があることが理想的ですよね。もしかすると次回は、双子のママがくじを2度引くべきかではなく、子どもの安心・安全かつ楽しい生活のためになる役職とはどんなものか見直すための話し合いの場を持つようにすると、下の学年までふくめてみんなの未来が明るくなるかもしれませんよ。
関連記事
※【前編】幼稚園の役員決めのくじ引き。双子のママは1回引くのが当たり前なの?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 幼稚園の役員決め。双子ならクジ2回引く?