PTAの役員をやらないママさんに怒り心頭!しかし相手側にも正当な理由がある
人とコミュニケーションをとる際に、一方は自分が正しいと思っていて、もう一方も自分が正しいと思っていることもあるはず。同じ物事でも立場や状況などによって“自分なりの正しい答え”は大きく異なりますね。今回は「PTAの役員をやるママさん」VS 「PTAの役員をやらないママさん」のお話です。
『PTAの役員を逃げまくる人。なんでそこまで逃げまくるの? 面倒なのはみんな一緒。逃げまくったあげく指名されると逆ギレ。口を開ければ不平不満ばかり。こういう人は、何に対しても逃げの人生なの?』
相談してくれたママさんはどうやらPTAの役員の様子。「面倒なのはみんな一緒」とのことで、嫌々PTAの役員をやっているのでしょう。そのため、PTAの役員をやらないママさんに怒り心頭のようです。
PTAの役員を引き受けないママさんに怒り心頭のママさんたち
相談してくれたママさんと同じように、PTAの役員を引き受けないママさんに怒る声が多数集まっています。
『当たった後に明らかに「嘘だろ」みたいな理由をつけて逃げる人がみっともない。本当にやるのが難しい状況でもできる範囲だけでもと参加していたら納得できるのにな』
『子どもがお世話になっている学校のことなのに少しも手伝おうと思わないのかな? うちの地域はちゃんとルールを設けて平等に役員が当たるようになっているけれど、それでも逃げようとする人がいて頭が悪いなーって思うよ』
『幼稚園での役員ですら逃げるってお察しレベルだよ。同じ幼稚園に兄弟を預けておいて何年もお世話になっておきながら、スルーする保護者なんて初めから信用していない』
『補欠に選考されて承諾書も提出しているのにいざ役員が回ってきたら逆切れとかね。当たったんだし観念したらって思う』
「自分たちもやりたくてやっているわけではない、けれどもやっている」ということを前提に、不平等を訴える声が集まりました。
ただ、引き受けない側にもきちんとした理由がある
しかしPTAの役員を引き受けないママさんたちは「きちんとした理由があり引き受けない」と主張しています。
PTAの必要性を感じない
『「みんなしているんだから」って感覚が分からないんだよね。そもそも必要ないと思っているのになんでしなくちゃいけないの?』
『やりたくないものをやりたくないって何か問題なの? そもそも、PTAってボランティアなのに、強制的に役員をやらせる権力を持っている人が保護者の中にいるの? 「面倒なのはみんな一緒。自分もやりたくないのに、我慢してやっているんだからあなたもやりなさいよ」なんでしょ? 自分はその人みたいに「やりたくない」って言う勇気がないだけじゃない?』
「みんながしているからやるべき」という考えが嫌いなママさんも多くいました。「それならみんなもやりたくないと声を大にしたら、PTAの仕組みも変わるのではないか」と考えているようです。そもそもPTAのあり方に疑問があるようですね。
時間的にも性格的にも難しい
『仕事に子育てに忙しい。したからってお金をもらえるわけでもないし』
『逆ギレとか不平不満を言うことはないけれど、嫌なものは嫌なの。避けたいしやりたくない。向いている人と向いてない人っているでしょ』
『本人が極度の人見知りや、家庭の事情もあって、やりたくないって人もいるでしょうよ。役員をやらないから逃げている、ズルいって考えは持ったことないわ』
人はそれぞれ状況も性格も大きく異なります。例えば旦那さんが生活費を稼いできてくれる人と、自分で稼がないといけない人。明るくて社交的で人前に出るのが苦にならない人と、苦手な人。こういった条件や性格がある中で“平等”をうたうのが間違いなのではないかと主張する人も多くいるようです。
PTA制度が本当に必要か、強制なのか、話し合う必要があるのではないか
『PTA制度が今の社会状況に合っているとは思えないのだけれど』
『PTAじゃなくともその都度お手伝いを頼めば人が集まると思う。必要のない集まりが多すぎ。みんなの学校だって子どものために必要なやつを厳選したら簡素化するよね』
PTA制度がないと円滑に学校が運営されないという場合もあれば、PTA制度をなくしても代替案があれば運営に支障はないという場合もあるでしょう。PTAの運営を手伝わないだけで批判される場合がある現状は果たして正しいことだと思いますか? PTA制度が本当に必要か、強制する必要があるのか、きちんとした場を設けていろいろな人の主張を聞き、話し合う必要があるのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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