【前編】義母からもらったお米が8年前に精米されたものだった!どうする!?
あるママからママスタコミュニティに投稿がありました。かなり困っていて、かつ怒っています。何があったのでしょうか。
『さっき義母から電話があり「お米いる? 10kgあげる。取りにきて」っていうから、ラッキーと思って片道6km以上自転車でもらいにいきました(メインの車は主人が通勤に使用、軽は長男が使用)。スーパーで売っている袋に入った10kg(5kg×2袋)渡されたから、何で食べないんだろう? って不思議に思いながらもお礼を言って持って帰ってきたら……スーパーの外袋から出して米袋を見てみたら、書いてあったのは平成25年産の文字! めっちゃ古米じゃん』
投稿があったのは2021年2月。なんと義母がくれたのは、8年も前の平成25年(2013年)に精米した精白米だったのです!
あまりの古さに怒り心頭!
『チャーハンにしたら、おいしく食べられるのかな? 白米のままだとおいしくないよね? 捨てるのは気が引けるし。こんなに古いお米初めて。頭真っ白』
投稿者さんは初めての事態に混乱気味です。
『ダイエット中だし、往復12kmいい運動になったけど。なんかムカついてイヤミのひとつでも義母に言ってやりたい』
確かに! 自転車で往復12kmも漕いでもらってきたのが、おいしく食べられるかどうかわからないお米10kgとは……。困惑と怒りで頭がいっぱいになるでしょう。
投稿者さんに起こった事態に、ママスタコミュニティのママたちからコメントが寄せられました。
古すぎる!それは食べられないのでは?
『そんな古いお米まずくて食べられないよ』
『怖い怖い。絶対いらない。タダでもいらない。何年前だよ? いくら米の消費が激しくても、そんなん食べさせられないよね』
『うちも以前、古米をもらったことがあったけど、まずすぎて毎回ご飯の時間に悲しい気持ちになった』
『お腹こわしそう』
『私も古いお米もらって、開けたらびっしり緑カビが発生していたことある。気をつけて!』
8年前のお米について、ママたちからは一様に「まずい」「食べられない」とのコメントが寄せられました。8年も前のお米ではないかもしれませんが、古米を食べたことがあるママからは「ご飯がまずくて悲しい気持ちになった」とまで……。少なくとも8年も前のお米で楽しい食卓を囲むのは難しそうです。
8年前のお米は、食べられるのか
「おいしく食べること」は可能?
まずは「8年前のお米はおいしく食べられるのか」を調べました。農林水産省によると、もみの状態でしっかり低温保管すれば10年間はもつといわれているそうです。しかし精米したお米をおいしく食べられる期限は、精米後1ヶ月程度とのこと。投稿者さんが義母からもらったお米は、すでに8年が経過しています。「おいしく食べられる」期限をとうに過ぎていますね。少なくとも「おいしくいただける米ではない」と言えるのではないでしょうか。
備蓄米制度を参考に「食べられるか」を検討すると……
さらに気になるのは「8年前のお米はそもそも食べられるのか」という問題です。
日本には「備蓄米制度」というものがあります。備蓄米制度ができたきっかけは、1993年に米の収穫量が激減したことでした。あらゆるお店の店頭から国産米が消え、「平成の米騒動」などと騒がれたのを記憶している人もいるでしょう。政府はこの凶作をきっかけに1995年に備蓄米制度を作り、100万トンを適正備蓄水準としているそうです。また、5年持ち越したお米は飼料用などとして売却されるとのこと。
備蓄米の保管は、温度が15℃以下、湿度が60%から65%。米のおいしさを保つと同時に、害虫やカビの繁殖を防ぐための条件なのでしょう。この環境で保管されてこそ「食べられる」お米として国民に配布できるのかもしれません。
義母のお米は8年前に精米されたものですから、政府の備蓄米の条件よりも古いものです。しかも義母が8年間ずっと温度や湿度を細かく管理して保管していてくれた、とは思えませんよね。
……残念ながら、投稿者さんが義母からいただいたお米は「食べられる」とは言い難いでしょう。
そんな状態のお米をくれた義母に連絡をするとき、どんな伝え方をすればいいのか、という問題もあります。今後また食べられないようなものをいただかないためにも、クギは刺しておきたいところ。ママたちのアドバイスを見てみましょう。
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※【後編】義母からもらったお米が8年前に精米されたものだった!どうする!?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 義母から古米